「バレエ好きな女性から、どんどんと痛々しくなっていく、サイコスリラー。」ブラック・スワン naomiさんの映画レビュー(感想・評価)
バレエ好きな女性から、どんどんと痛々しくなっていく、サイコスリラー。
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若く美しい女性ニナは、バレエを生き甲斐に一流バレエ団に所属し、母と2人暮らし。元バレエダンサーだったステージママの母親には、まるで少女の様に扱われ、大切にされ過ぎている。
次回公演の作品は「白鳥の湖」に決まり、プリマバレリーナは、新旧交代でベスではなく新人を起用すると言う演出家のトマ。
純真無垢な白鳥を完璧に踊るニナ、でも黒鳥の官能的な邪悪さを表現しきれない。
悩みから幻覚が見えるように。
それでも、新人プリマバレリーナに選ばれたニナ。
母親からの自立は必要だったと思うが、プレッシャーに押し潰されそうな娘を放っておけない母親は恐怖だし、幻覚や妄想や奇行など、どんどん加速していく。
恐ろしくて目が離せない。
ジワジワと迫って来る恐怖から逃げ切れずに、崖から落ちた気分。
恐ろしい恐怖体験でした。
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