「史上最も幸せな王、ジョージ6世」英国王のスピーチ にっしゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
史上最も幸せな王、ジョージ6世
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これほどまでに友情、愛、成長を感じれる映画があるだろうか。
堅い映画ではない。
治療シーンでは笑えるし、ジョージとローグの会話では利いたジョークが飛び交う。
お互いの立場なんて関係ない、本当の友情をこの映画は教えてくれた。
そして妻の愛。王族の生活が嫌で2度もプロポーズを断っているが、最終的に引き受けたのは、まさにジョージを愛していたから。
遡ると、ローグを探し出したのも妻であった。
王としてより、夫として、献身的に尽くす姿は美しい。
真の愛情。真の友情。二つがあってこそ、ジョージ6世はあのスピーチを成しえたのだ。
人が成長するのに、どれほど人が関わってきたか、その人がどんな人であるか、そんなことは全く関係がない。
それを自分自身で体感したジョージ二世は、おそらく史上最も幸せな王であろう。
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