「よく練られた話だった」英国王のスピーチ 橘哉さんの映画レビュー(感想・評価)
よく練られた話だった
吃音症であるが為人前で話すことを怖れる王。
役者として食べていく事叶わず、スピーチセラピストとして
食べてるライオネル。
根が明るく前向きなライオネルに対し、吃音を気にするあまり
人前に出る事を避ける。
ライオネルがジョージ6世の心の扉を開けていく展開が物凄く丁寧に描かれており、良い。互いに弱い部分があり、お互いの存在を認め合えるからこそ、ケンカもするしそして、支えあえる。
医師と患者ではなく、対等に語り合ったからこそライオネルは扉を開けることが出来た。
王とセラピストの話ではなく、ジョージとライオネルの友情物語でもある、
と私は感じながら観ました。
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