「クリエイティブな人が、なにを鑑賞して、なにを収集しているのか?」イヴ・サンローラン(2010) PatrickViewingさんの映画レビュー(感想・評価)
クリエイティブな人が、なにを鑑賞して、なにを収集しているのか?
ギリシャ彫刻や東洋の仏像、オランダ人画家でMoMAに展示されるモンドリアンの絵画、
などなど、
部屋に美術品や絵画や彫刻がところ狭しと配置されている。
ところが、雑然と配置しているのに、なぜか調和がとれている。
クリエイティブな人でも、やはり人類の、というか西洋文明の基本である、
ギリシャローマ文化(グレコローマン)は、必須科目なんだなぁ〜と、なんとなく理解できた。
モロッコの別荘、インディゴブルーの外壁、庭のサボテン、
建築も庭園もある。
ありとあらゆる「美」に囲まれた生活を「意図的に」維持しようとしているのがわかる。
アスリートが、毎日の「食事」に気を使い、栄養管理もしてるのと同じようなニュアンス。
この映画にとても満足している。
なぜなら、ありがちな「ファッションだけ」に絞った映画、映像ではないから。
YSLの生涯?
んなこたぁ〜、さして興味ない。
そういうありきたりなドキュメンタリーでなくて、ホントに良かった。
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