わさおのレビュー・感想・評価
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健気なわさおの描写もさることながら、薬師丸ひろ子のナチュラルな美し...
健気なわさおの描写もさることながら、薬師丸ひろ子のナチュラルな美しさが圧巻でした。 鯵ヶ沢の日本海の美しい風景が印象的でした。十分に楽しめるストーリーもとても好感持てました。 凄く良かったです。
こんなに評価の低い犬映画は初。確かめよう。なるほど納得。 誰でも先...
こんなに評価の低い犬映画は初。確かめよう。なるほど納得。 誰でも先が読める稚拙な展開。アホすぎてイラつかせる子どもアキラ。 この手の子ども騙し映画は90分が限界、長すぎ。トライアスロン、祭り全カット。 そもそも「わさお」、「アキラ」を嫌がってます(笑笑) J:COM
わさおはイイんだけど、話が魅力薄
“ブサかわ犬”として人気を博したわさおを主役にしたワンちゃん映画。 これが驚くほど魅力薄。 いやいや、わさおの事ではない。 わさおはブサかわな魅力を存分に発揮、もはや土壇場で、主役をしっかり務めている。あのフワフワ触ってみたい…(笑) 魅力薄なのは、映画自体。 何処を取ってもステレオタイプ。 捨て犬だった為なかなか懐かないでいたが次第に育んでいく人との絆、ある家族の話、子役、病…。 演出もストーリーも音楽もあざとく感動を誘おうとする。 これって実話? だとしたら巧く活かしきれてないし、実話でなかったらオリジナリティに欠ける。 わさおを主役にした一種のアイドル映画。
『星守る犬』に出演したチビの演技力の凄さが分かる作品
映画『星守る犬』のレビューを書いていたら、無性に映画『わさお』も紹介したくなりました。同じ秋田犬が主役を務める作品だけど、方やわさおは素人に対して、『星守る犬』に出演したチビは、動物プロに所属するプロの俳優犬。2匹の演技の違いが、作品の明暗を分けています。 とにかくわさおは、全く演技をしません。いつも同じ表情で佇むだけ。そんなわさおが意味なく随所に登場します。ある日は海をバックに、ある日は森の中で、そしてある日は、お腹を空かしてテツ子の店に現れる。まるでわさおのプロモーション映像のようなシーンが目立ちます。プログでの人気を当てにして、要はわさおが映っていればいいんだと言わんばかりのショットです。 それでも泰然としたわさおの存在感は、抜群。犬好きなら多いに許せるプロモーション的映像でしょう。 わさおに輪をかけて、監督の演出にも疑問です。「RAILWAYS」でも感じたのですが、錦織良成監督作品は、信じがたいほどに盛り上がりに欠けます。感動的なエピソードは盛り込むものの、全体としては淡々とした起伏のない話になってしまうのは、起承転結の構成に、ひとひねりが足りないからでしょう。 ストーリーは、幼犬時代の飼い主アキラが、母の事故死と共に犬嫌いになり、わさおを捨てるものの再会する話と捨てられたわさおが、諸国を放浪するうちテツ子と出会い、街の人気者になっていくという二つのストーリーラインをラストで結ぶ構成になっています。つなぎ方がご都合良すぎて、雑なんですね。 気になるのは、突然わさおが街の人気者になってしまう展開。何の前触れもなく、鰺ヶ沢の町民たちの間でわさおが評判なっていて、ねぶたにもわさおの人形が突然登場したのには驚きました。だいたい農作物が荒らされる犯人だとも思われている前振りをしているのにです。 それとねぶた祭りと街の観光名所を露出したシーンがやたら長いのも気になります。タイアップが見え見えすぎて、まるで、鰺ヶ沢町の観光PR映像を見ているかのようなのです。 そして極めつけは、農作物を荒らし、山に入ったアキラに襲いかかる熊のベタさに卒倒しました。熊はなんとかぶり物だとはっきり分かるしろものだったのです。「ガマの油」でも天下の名優役所広司は恥ずかしくないのかとショックを感じたかぶり物の熊が登場しましたが、本作ではもっと低予算を感じさせる熊だったのです。 さらに最悪は、元の飼い主の危機に、わさおがアキラをかばい、熊と対決することにしたことです。もとより演技が出来ないおさおに熊と決闘するシーンなんて土台無理な話。でどうしてかというと、熊だけ見せて、音声だけで決闘しているらしいシーンを作り上げたのです、CG全盛の映画界で、映像をケチって音声だけでアクションシーンを表現するなんて考えられませんね。 救いは、わさおを見つめる薬師丸ひろ子の表情。プライベートでも犬好きなんだというのが手に取るほど分かる暖かい視線をわさおに降り注いでいました。エンドロールのテツ子とおさわがお気に入りの海岸で佇むツーショットの映像が一番感動できました。わさおと薬師丸ひろ子が、まるで本当に会話しているかのように、見つめ合っているのです。大女優に負けないわさおの存在感。ホント、ふたりの関係はラブラブでした(^^ゞ 犬好きなら、このシーンだけでも泣けてくることでしょうね。
わさお......可愛い.....。
ライオンのようにフサフサの白い毛の秋田犬.....わさお.....メッチャ可愛かったです! 青森県は、鯵ヶ沢町のブサカワイイ犬として人気のワンちゃんらしいですが、自ら主演した映画だそうで......感動的な映画に仕上がってます。 子供のわさおは、ほんと飼いたくなるほどめんこいです。 自分が原因でアキラを悲しませていると知ってか?....ずっと近くでアキラを見守る わさお......。 東京から?辿りついたボロボロの わさおを助け、愛情を掛けるセツ子...... そして、感動的な結末が......泣けます....。 青森の自然も素晴らしいですね! 是非、お子様と一緒に見てもらいたい映画です.....。
絶妙な距離感。
この「わさお」という犬が有名になっていたことを、
今作の予告を観るまで、全く知らなかった私(まぁいつもですが…)
何ともいえないこの顔立ち…(笑)確かにブサ可愛いかもなぁ。
微妙に親戚の叔母さんの顔によく似てるんだなぁ、これがまた…^^;
もちろんこの「わさお」はホンモノながら、ストーリーはフィクション。
こう言ってはナンだが^^;また、この話か…という具合で子供絡み。
子供が絡むのは個人的にいいのだが、全体的に町おこしの様相は
否めない。仕方ないっちゃあ、仕方ないか。彼あってのこの鰺ヶ沢。
景色を観ているだけでも、とってもいいトコロだ。。。(行ってみたい)
もともと迷い犬だったこのわさおくん、旧名はレオくんだったらしい。
今作にも登場するイカ焼き店「きくや」のおかみさんに拾われて、
以来大切に(二人の写真には本当に笑みが零れる)飼われてるようだ。
たまたまこの地を訪れた、とあるブロガーさんがわさおを取り上げ、
記事にしたところ大反響!そこから火がついて、現在の名前、さらに
雑誌やテレビで引っ張りダコとなったそうだ…。凄いね!ブログの力。
映画では、その二人のストーリーに、このわさおを手放した少年の話を
絡め、母親の事故や、町おこしのトライアスロン大会など、(何というか)
場を持たせるための話で繋いでいる…まぁこれは仕方ないのだろうが、
わさおの実話を知りたい!という人にはちょっと違うので心した方がいい。
本当なのはこのわさおが実際に演技している?(というか自然なんだけど)
という吹替えなしで、彼本来の姿が観られる、ということだろうか。。
いや、でも、本当にこのわさお、秋田犬だから当たり前だけど大きいv
さらに長毛種(これも知らなかった)なので、さらに大きく見える。
実際のブロガーさんも書いていたけれど、秋田犬はプライドが高いので
可愛いからとむやみに手を出して(嫌がることをしたら)危険に晒される
ことは少なくないと思う。おかみさん曰く、全くしつけがなっていなかった
そうだが、今作を観ていて思うのは、人間の愛情に触れ、表情もうんと
柔らかくなったのであろう、わさおの余裕の笑顔と、その佇まいである。
エンディングでおかみさん役の薬師丸に、じ~っと寄り添う、わさお。
まるで熟年夫婦の後姿を観ているようで、とても温かいものを感じた。
また、本編で描かれる動物に対する真摯な眼差しは大きな救いだ。
モンちゃんの妊娠、出産。すぐに子犬を引き放すことへの警鐘。
老いた「なぎさ」の臨終を夫婦で看とるシーン、墓にお参りするシーン、
いつか自分よりも先に逝ってしまう、動物に対する責任と愛情がきちんと
描かれていたことに共感できる。こんな飼い主さんだからこそ、動物も、
そこに集う人々も、みんな幸せな笑顔になれるんだと心からそう思える。
犬と人間との「絶妙な距離感」にも注目したい作品。
(わさお、よかったね。有名犬になってもそのまったり顔で毎日楽しくねぇ)
名優
イキイキと野山を走るわさお。風にふかれながら遠くを見つめるわさおの物思いにふける彼の表情がすごくいい!笑顔もいい! 老犬「なぎさ」が亡くなるシーンでは、我が家にも14才になるワンコがいるので、いつか訪れるであろう別れを思い、泣けました。 人と人、人と動物も「縁」があって出会い、離れ離れになっても 縁があればまた巡り会う。めぐりあえる幸せを感じさせてくれた作品です。 ワンコ大好きな方必見!好きじゃない方もワンコを見直して好きになるかも?です。
わさおの存在感勝ち!!!
飼い主との絆を描く交流ではなく, 人間と距離を置く設定にしたのは巧いと感じた。 しかし・・・ベタにも程があるドラマが退屈・・・。 消化不良。 とは言い切れない。 わさおの存在感が, ストーリーの弱さを打ち消していたから! 風格漂う凛々しさが素晴らしい! 完全に,わさおの一人勝ち。 子犬時代のシロも含めて, わんこ好き必見なのだワン!!
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