阪急電車 片道15分の奇跡のレビュー・感想・評価
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笑みが絶えないとても暖かい映画
邦画の良さを引き出している映画だと思いました。
ストーリーが坦々と流れていくのですが涙と笑い、洋画では出せない日本の本来の空気感のある良い映画でした。
久々にとても良い映画を見て、帰りは幸せな気持ちで帰れました。
このような映画を作って下さった全ての方に感謝の気持ちを表したいと思います。
ありがとうございました。
泣かないで頑張る。頑張るために泣く。
無知な私は、「ありかわ ひろし」さんと読んで、男の人だと思っていました。
「ありかわ ひろ」と読んで、女性の方だと知って、納得です。
作品に登場する、その辺りにいそうな女性達を、とてもステキに、個性的に、描いていていました。
片道15分。
駅の数、8つ。
そんな≪いつの間にか皆顔見知り≫的ローカル線。
悩みなんて一つもないわ・・・なんて人はいなくて、皆、悩みを持っていて、それでも生きていかなければならない。
でも、
どうしようもなくなった時。
進退極まったかと思った時。
投げやりな気持ちになった時。
誰かに、そっと温かい手を差し伸べてもらえたら・・・
その誰かが、知っている人であっても、全然知らない人でも、この気持ちを理解してくれる人だったら・・・、
そして、話を聞いてくれたら・・・
そんな、人の優しさにふれたら・・・
思いっきり泣いて、泣いて、次の一歩を踏み出せる。
頑張るために、思いっきり泣く。
今まで、泣かずに頑張ってきた気持ちが、報われる気がする。
こんなご褒美があっても良いよね。
宮本信子さんの、凛としたおばあさん。
中谷美紀さんの、気の強い女性。
二人の翔子の場面も、良かったな~。
南果歩さんの家族。
玉山鉄二さんのような男性。
いいな~。
(映画を見てから、日数が経っているので、役名を忘れた)
少し気になったことがある。
うるさいオバサン達を、一見して、セレブとわかる見かけにして欲しかった。
これでは、大阪のおばちゃんだわ。
その方が面白いけど、阪急だからね。
それと、安めぐみさんに、本当はもっと気の強い女なんだということがハッキリとわかる場面を、あと一つ作って欲しかったな。
あったかい映画です!
こんなに見知らぬ人達が、ふれあうことはないけれど…、
そこは映画、奇跡✨
セリフにもあったけど、人生って、そんな悪いものでもないんだなって思いたくなる、映画です。
個人的に…阪急電車、西宮北口も懐かしくて、なおさら😆感傷にひたりました。
ホッとした雰囲気の作品に仕上がっています。
有川浩のベストセラー『阪急電車』の映画化。映画化に際しては、阪急阪神ホールディンググループ全面バックアップ。関西地方では、全国公開に先駆け4/23から先行公開された。
概ね、原作のまま、映像化されたように思いました。もっとも、上映開始直後は、登場人物それぞれの背景説明で、「冗長だなぁ」と思いましたが。でも、本と違って、一瞬で流れていく映像作品なので、ああ言う背景説明が無いとその後のストーリーの理解が不能ですね。
自然な関西弁を話す戸田恵梨香を見て、「そう言えば、戸田恵梨香って兵庫出身だったよなぁ。」と思い出演者を眺めてみると、他にも居ました(笑)、関西出身者。南果歩(兵庫)、谷村美月(大阪)、相武紗季(兵庫)、有村架純(兵庫)、芦田愛菜(兵庫)、玉山鉄二(京都)などなど。って言うか、多分、狙ったんですよね。
実は・・・、有村架純と本仮屋ユイカの区別が付きません(爆)。最初、スクリーン上で有村架純が出てきたのを見たとき、「あ、彼女(=本仮屋ユイカだと思っている)、まだ高校生役やるんだ。」と思ったんですが、何か、少し違う気も。後で調べたら、本仮屋ユイカではありませんでした(*_*)。有村架純のプロフィール写真見ると、全然、本仮屋ユイカと違うんですけどね・・・orz。
実は、3.11以降、妙に涙もろくなってしまっているのですが、だからなのか、思わずホロリと言うシーンもあります。って言うか、登場人物はそれぞれ、結婚間近の恋人に裏切られるとか、彼氏がDV男だとかの背景を抱えていて、冷静に考えてみると、みんな結構波乱万丈な生活を送っていると思いますが、それをそうとは感じさせない様な、ホッとした雰囲気の作品に仕上がっています。3.11以降の、ドンヨリとした雰囲気のある今の日本には、いい作品だと思います。
線路も人生も続く。
ちょっとホロリちょっと笑い
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