「ロングラン上映になったのも納得できる、心温まる作品でした」ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人 septakaさんの映画レビュー(感想・評価)
ロングラン上映になったのも納得できる、心温まる作品でした
良い作品というか、
ハーブとドロシーと、
周りのアーティストさんの
人柄に胸をうたれたなぁ♪
エンドロール中に席を立つ人、
1人もいなかった映画って、超久々じゃないかなぁ(笑顔)
※心に残ったセリフ
〈 理解が出来るまで、理解出来るように努力してみる 〉
〈 アーティストの思考を、理解する 〉
〈 自分の好きなことを、他人に押しつけてはいけないと思っていた 〉
〈 コレクションへの情熱自体が“アート” 〉
アートへの情熱と愛情。
わたしもおふたりのように
映画に接してゆきたいな、と心がしびれました。
画商をハシゴするところなんて、
大変おこがましい話ではありますが、
「時間が迫っている、やばいやばい」と
映画館をハシゴしている自分の姿が重なり、
思わずニヤリと笑ってしまいました。
なにかが、大好きな人って、
みなさん、行動は似てくるのかなって(苦笑)
ただ、このおふたりが
人として素晴らしいな、と感じられたのは、
コレクションは、あくまで自分たちのためと、
それを創ったアーティストを応援するためだけであったこと。
決して、アートにバブルが訪れたときも
売ろうとはせず、あくまで自分たちの趣味(楽しみ)として収集していたこと。
お二人が住んでいるアパートは
1DKの小さなお部屋ですから、
当然、飾れないアートは数え切れないほどあります。
しかし、ハーブは、
「私の頭の中に描かれている」と
ごくごく自然な当たり前の表情でサラッと言い切ってしまう。
こんな収集家に自分の作品を
買ってもらえるアーティストも幸せなのではないでしょうか。
創るほうも幸せ
買うほうも幸せ
まさに幸せの好循環が
そこには生まれておりました(笑顔)
★彡 ★彡
良い作品を見ると、
影響を受けやすい、単純なわたし。
映画終了後、
普段は素通りする
露天商が売っていた商品を
しげしげと見つめてしまいました。
でも、財布の紐が
硬いままなのが、さすが小心者のわたしだな(苦笑)