「宮田淳一いい男、可愛い男」あぜ道のダンディ グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)
宮田淳一いい男、可愛い男
巣立っていく子をダンディーに見送ろうと奮闘する、宮田淳一50歳のお話。
宮田淳一、いい男でした、言っちゃなんですが可愛い男でした。
昭和の香りとは言わないまでも20世紀な頑固親父像、同世代から見てもちょっと懐かしい感じでした。ダンディーにこだわる自体なんだか可愛い、そういう宮田淳一と相棒・真田君でした。
何時の間にか子ども達が人生の盛りを迎えていて、自分は静かな時代に入りつつあるのに気付くお年頃、共感でした。死ぬ気にまでならないと、どうも子どもに素直になれない父さんがしみじみと愉快でした。
ただ、妻に先立たれて15年の親子の距離感とするとちょっと違和感があるかな、鑑賞中は5年くらいと思い込んでました。
主人公宮田淳一を演じた光石研は、たしかリアル50歳、良かったです、「ソソラソラソラ…」キレてましたよ。まだまだですよね、50歳!
宮田家兄妹は二人ともピッタリでしたが、特にお兄ちゃん役の森岡龍が良かったです。
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