「気持ち悪くなっちゃった(-""-;)」冷たい熱帯魚 Jolandaさんの映画レビュー(感想・評価)
気持ち悪くなっちゃった(-""-;)
想像力豊かだからさぁ。肉とか血とか、頭痛やめまいや吐き気につながるんだよね、もう(じゃあ、なぜに観る(笑))
私、勘違いしてました。この映画、『愛のむきだし』よりも古いものだと思ってた。2011年って、そんな最近だったのね(つっても、もう10年前か)。
まだ少しクラクラする。お昼に鉄サプリ飲んどいてよかった(笑) 園氏ですからね、エロいしグロいです。映画のこと詳しい訳ではないけれど、全体の構成とか見せ方とか盛り上げ方とかはやっぱり上手いのかなと思ってしまう。
個人的に、善人役を演じてる時の吹越満の、追いつめられた苦悩の表情が好きだ。あと、でんでんさん、怖すぎ。いそうだもんね、こういうイカれた人。『ヒミズ』の金子ローンの金子といい、私の中のでんでんさんのイメージが、、(笑) でんでんの、これまたイカれた妻役の黒沢あすかも良いっすねぇ。『ウシジマくん』劇場版パート1で、大島優子演じる娘に(金策として)「親子丼」持ちかけるクズ母演じてた人だよね。
「善玉の主人公が悪玉やサイコパスに搾取され、どんどん追いつめられていく」という展開の時、ほとんどの観客が待っているのは、「主人公が爆発する瞬間」なんだよね。 だから、橋の上で揉み合いになっている時から、いつくるか、今か今かとヤキモキしたし、たかだかボールペンのような物にあんな殺傷能力あるのか疑問だけど、理屈の通用しない圧倒的な悪を感じさせる村田に一矢(二矢、三矢と)報いた時は爽快感があったよね。
ただ、こうした展開で難しいのは、オチのつけ方。少女と仲良くなる殺し屋しかり、イタリアンマフィアのボスしかり、殺人者が主人公の映画では、ラストで本人ないし「本人の大事な人」が死ななければならないサダメ。
そういう意味で、ラスト数分前に結末が見えてしまう、というのはある。ま、でも、、致し方ないよね。
この手のものを観ていて思うのは、「警察に言おうよう」ということ。村田なんて余罪いっぱいありそうだし、すぐには「出て」これなそうなんだからさぁ、報復を恐れずさぁ。
ま、でも気が動転したら人間、冷静な判断が出来なくなるものなんだよね、きっと。
ラストシーンの娘とのやり取りがややチープにも感じられたのですが、まぁ、、ブラックユーモアとでも捉えればいいのかなぁ。