ジャーロのレビュー・感想・評価
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面白くないとJAROに通報するぞ
“ジャーロ”とはかつてイタリア語で黄色い表紙が多かった犯罪小説をさし、いまではホラー色の強い犯罪小説をもさすようになった。「助けてー」と日本語が使われていた。ヴァレンティナ・イズミというのか・・・
猟奇殺人専門の割には普通の刑事。しかも1人で捜査するという、どこか古風なタイプ。犯人の心理を分析するわけでもなく、プロファイリングするわけでもなく、暗いだけ・・・そんなエンツォには過去があった。少年時代、なんと母親をスキンヘッドの肉屋のオヤジに殺されたのだ。数年後に偶然そいつを見つけ、なんと殺してしまう。警官に目撃されたのだが、わけを話したら見逃してくれた・・・わけわからんぞ!(笑)
そんなこんなで、イエローという言葉がキーワードになって(もしかして日本人もか?)、黄疸の患者を調べ出すエンツォとリンダ。犯人はすぐわかり、なぜだか単純明快な展開。まぁ、終わり方だけはなかなか良かった。車のトランクに監禁されていて、警備員が気付きそうで気付かず、したたり落ちる大量の血を見せて終わるのだ。
それにしてもなぜブロディが二役してたのだ?目立ちたかっただけ?製作にも名前があるし
☆☆★★★ ※ 鑑賞直後のメモから サム・ライムは『スペル』で大い...
☆☆★★★
※ 鑑賞直後のメモから
サム・ライムは『スペル』で大いに楽しませてくれたのに、ダリオ・アルジェントのこの作品は…。
まだ前作の『サスペリア・テルザ』よりは…とは思うけど、それにしても設定がかなり強引。
被害者は美人の外国人限定。しかも、殺人鬼の乗るタクシーに偶然にも乗り込んで…とゆうのは分からないでは無いのだけれど。
※ 1 ラストでのエイドリアン・ブロディの台詞「場所は…」に唖然!
思わず椅子から転げ落ちそうになったわ。
だったらお前は今まで何をしていたんだ!
※ 1 もう全然覚えていない(ー ー;)
2010年10月6日 シアターN渋谷/シアター1
「サスペリアPart.2へのオマージュ」
のフレーズに、謎解きの美しさと、個性的で屈折したキャラクターをほんのり期待。…していましたが、オマージュは主に血と痛さに捧げられていたような。orz
サスペリアでは心震わせた音楽も、ジャーロは地味で印象に残りません。
良かったのは主人公のキャスティング。
数奇を通り越して有り得なそう(!)な過去を持つエンツォ警部に、エイドリアン・ブロディはなんともしっくりと馴染んでます。
子供時代・少年時代の容姿もしっかりブロディ似で楽しい。
(…ちゃんとギャラ払ってあげて下さい...orz)
一方犯人役はかなりかなり不自然なので、ナチュラルに演じられる方にお願いしたほうが良かったのではないかと。
日本人被害者(とても日本人とは思えないけれど。いろんな意味で)が残す「オウショク」という言葉。若い娘さんが、口語で単品の「黄色」を「きいろ」でなく「おうしょく」と発音することって滅多に無いと思うのですが…。
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