「これはお釈迦様が、誕生(その前も含む)から国の皇太子の座を捨てて出...」手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく キッスィさんの映画レビュー(感想・評価)
これはお釈迦様が、誕生(その前も含む)から国の皇太子の座を捨てて出...
これはお釈迦様が、誕生(その前も含む)から国の皇太子の座を捨てて出家するまでの話。どうやら3部作になるとか。
四門出遊の話は象徴的なものとなって伝わってきているが、実際のところはいろいろな光景を小さい頃から見ていて、募り募った結果なのだろうな、と思った。
これは、当時の社会での4つに分かれていた身分制度を確認し、そこから生じる軋轢に対して、疑問を持ち出家に至ったということの布石である。
ある友人は妻子を捨てて出家した、と言ったら「まぁ何とも無責任な!」と言っていた。確かにそうである。でも捨てなければならないほどの思いや、現実を見つめ、その身分制度や死生観を打ち破りたくて出家したのだと考えると、モチベーションは並みならぬほどだったのでは、と考えられる
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