劇場公開日 2011年6月24日

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「映画的興奮、醍醐味に満ちている」SUPER 8 スーパーエイト 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0映画的興奮、醍醐味に満ちている

2011年7月10日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

8ミリカメラで自主映画を制作していた少年少女たちが列車の脱線事故に遭遇。事故にはエリア51が関連しており、8ミリカメラがその一部始終を捉えていた…。

実に映画的興奮に満ちたストーリー。
J・J・エイブラムスとスピルバーグの映画愛がひしひしと伝わって来る。

映画は少年少女たちの話がメイン。
「スタンド・バイ・ミー」のSF版といった感じ。
少年少女たちの友情、淡い恋、冒険、そこにSFを織り込み、童心に戻してくれる。

さて、この映画は、エイブラムスのスピルバーグ映画へのラブレター。
あらゆるスピルバーグ映画のエッセンスに、「ジョーズ」のスリル、「E.T.」の感動、「未知との遭遇」のようなラストを彷彿させるが、そのレベルにはさすがに達していないか…。

スピルバーグ映画をお手本にした、エイブラムスのオリジナル映画。
まずE.T.は人を襲わないし、モンスターはエイブラムスのプロデュース作「クローバーフィールド」のよう。

全体的に粗や強引な展開もあるが、映画的醍醐味は存分に味わえる。
“あの頃”のような懐かしい映画。

それにしても、一緒に映画を作れる仲間ってイイなぁ…。

近大