「幼少期・少年時代の想い出」ワラライフ!! talkieさんの映画レビュー(感想・評価)
幼少期・少年時代の想い出
まりとの結婚を控えて「結婚生活」という、新たな想い出をこれから創り出して行こうとしている…言い換えれば人生の「新時代」に突入しようとする、今まさに、その劈頭(へきとう)に立とうとしている修一にしてみれば、その「人生の土台」として、幼少期から子供時代の想い出が、走馬灯のように思い出されて来るのかも知れません。
大人になっても少年時代の多感で無垢な想い出に豊富に恵まれているとしたら、ある意味、それだけで「ワラライフ」(What a wonderful life!)な人生とも言えそうです。
本作のストーリーは、お笑い芸人など、多彩な活動をしている木村祐一監督の実体験に基づく作品とも聞き及びますけれども。
そうだとすれば、木村監督自身も、そういう豊かな少年時代の想い出に溢れた方なのだろうとも、評論子は推測します。
本作は、豊かな人間性が滲み出ていたような、木村監督の別作品『252 生存者あり』での演技に惹かれて観てみることにした一本でしたけれども。
その期待が裏切られなかった良作だったと評することができる一本であり、行く年を見送りながら鑑賞するには相応しい人情味が溢れる一本でもあったと、評論子は思います。
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