「宮﨑あおいの台詞が不思議な雰囲気でいい」神様のカルテ ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
宮﨑あおいの台詞が不思議な雰囲気でいい
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死と隣り合わせの病院が舞台で先が読める展開で、脚本は特に賞賛すべきところはなかったのですけれど、宮﨑あおいと櫻井翔の夫婦が、病院とは全く別次元に存在するかのような設定で、実に暖かい関係でホットする気分になります。彼らが住んでいる旅館と住人もいい雰囲気を出しています。
原作は読んでいないので演出かどうかはわかりませんが、宮﨑あおいの台詞が夫婦間なのに敬語を使っているところがなぜか不思議に二人の暖かい関係を感じさせ、この映画で一番気に入っているところです。
ラストで彼女が桜井翔に耳元で何かささやくのですが、ここがこの映画一番のお勧めシーンです。ただ、その直後に言った内容がわかる櫻井翔の台詞があるのですが、それは蛇足でした。
評価は、この映画を死を扱う病院映画として見るなら3です。夫婦の愛情映画と見るなら5つです。
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