ステキな金縛りのレビュー・感想・評価
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心があたたかくなります。
題名からホラーかと思ってましたが、とっても面白かったです。
ほんのチョイ役のキャストの豪華なこと。
特に陰陽師の格好した人や、レッドバトラーばりのちょび髭はこんな人、今時いないし、ってつっこみたくなるほど。
困難を乗り越え、主人公が自信を持って法廷に臨むシーンは成長振りが窺えて頼もしいです。
ですが、仕事がうまくいくと幽霊が見えず、最愛の父とも語り合えないのが切なかったです。
エンドロールの後日談も楽しいので、最後までぜひ見てください。
シナモンティーを飲みながら
原作つきでないから、こんなにのびのび、自由な映画ができたのでしょうか。
役者の数は多いので、お気に入りの役者さんが観たいという方。
気を付けて下さい。
凄く、いや、とても奇抜な格好をしていることもあって、観ている方が驚かされてしまいます。
なんだか、仮装、コスプレと笑いだしたくなります。
お笑い路線だと思いきや、涙でうるうる、家族愛、色々なものが詰め込まれたびっくり箱、宝箱みたいな感じです。
出てくる役者さんたち、徹底的に、その役に紛しています。
最初は上映時間が長いと思ったのですが。
始まってみるとずんずん、ぐいぐいと引き込まれてしまうので、画面から目が離せません。
トイレに行く人もいましたが、皆急いで帰ってきます。
西田さんはアドリブだなあという感じはするのですが、他の役者さんはどうなのか。
安部んは、中井さんは。
長身のこの二人が真面目な顔で口にする台詞には頷きつつも、クスリと笑ってしまいます。
気分爽快!この映画すごい!!
最近の映画の印象としては、何かしら原作があって映画が作られてる。
けど、この映画は違う。三谷幸喜の手腕が見事に発揮。
映画館でいる人全員があんなに笑ってちょっと泣いて満足して帰る映画はそうそう無いんじゃないだろうか。
三谷ワールドの伏線の回収は見事。色んな所に張ってあるから回収するたびにここかー!なーんて思っちゃう。
この映画は二回観てもいい位面白い!
最高の法廷コメディ。
大笑いしました。映画でこんなに笑った事ないんじゃないか?ってくらい笑わせてもらいましたね☆
チョイ役でも豪華な顔ぶれのキャストを贅沢に使った作品です。三谷さんの人望なんでしょうか?とにかくスゴイ方々ばかり。
最高のエンターテイメント作品だと思います。
意外に、TKO木下がイイ味出しています。
『ザ・マジックアワー』以来、3年ぶりの三谷作品。今回は、ドジで間抜けな?弁護士が活躍する法廷ドラマ。“三谷組”と言う言葉が有るのかどうか走りませんが(笑)、例によって、三谷映画の常連が多数出演。過去の作品からの、カメオ出演もあります。
深津絵里って、やっぱりスゴイんですねぇ。『悪人』でシリアスな演技を見せたかと思うと、この作品では一転、コミカルな役を演じています。あ、でも、『踊るシリーズ』もコミカルですね。でも、役の幅が広いのはすごいと思います。エミは、彼女でないとダメだったかも。
一方、アメリカABCの『フラッシュフォワード』でアメリカ進出を果たした竹内結子。こちらの主役級の女優さんですが、今回は、脇役です。って言うか、彼女のイメージとはちょっと違う役だったので、何処で出ているのかパッと見ただけでは、判りませんでした(苦笑)。あんなに濃い化粧をする必要があるのか(笑)。
その他、中井貴一とか、阿部寛とか、錚々たる一流俳優陣が出演している中で、お笑い界から出演のTKOの木下隆行が、意外に、イイ味を出しています。そうなんですよねぇ。お笑いの人って、演技させると、意外にイイ味をだすんですよねぇ。やっぱり、お笑いのネタをやっている=演じていると言うことなんでしょうか?
さて、何故かエンドロールにだけ、大泉洋が写っています。これは、Wikipediaによれば、大泉洋の番組で直接監督の三谷幸喜に出演の了承を得て、実際にちょっと出演したらしいのですが、映画がフジテレビ系であるのに、大泉洋の番組がテレビ朝日系であったことから問題化し、こういう形での“出演”となったらしいです。
三谷監督のやりたい事、出したい人が多すぎるのか、所々、冗長。もう少しシーンをカットすれば、もっと締まる作品になったと思います。でも、笑いあり、涙は・・・無かったと思いますが、中々楽しい作品です。
三谷幸喜のトリックにひっかかりました
最近、小説やマンガを映画したものが増えている。
面白いは面白いのだけれど、原作を知っていないとわからない細かいところで疑問符が残ったりする。
それに、時間内に全部がおさまっていない気がして物足りなく、もどかしく思うこともある。
最終的には原作に読みふけり、もはや映画を楽しむことから逸脱してしまう。
そういうのも好きなのだけれど、今回の「金縛り」はそんな疑問符は一切なしで、久しぶりに純粋に映画を楽しめました。
予測不可能な展開と、西田敏行さんのアドリブ混じりの演技。
腹を抱えて笑いました。
テレビでもやるんだろうけど、鑑賞している他の人と一緒に笑うって、楽しいものですね。
ぜひこの映画は映画館で見ることをオススメします★
隅から隅までザッツ・エンターテイメント!な傑作法廷コメディ
失敗続きの弁護士が、再起を懸けて臨んだ殺人事件の裁判。
しかし被告人の無罪を証明できるのは、
事件当夜に被告を金縛りにしていた落武者の幽霊ただひとり。
弁護士は幽霊を裁判所に召喚し、被告の無実の証明に挑む!
……え、本当の裁判でそんなの出来っこ無い?
バカらしいフィクションだって?
いやいや、あぁた、そんなこと言うだけ野暮ですぜ。
『ラヂオの時間』と同様、冷静になれば“んなバカな”な描写も多いのに、
映画のペースに巻き込まれ、いつの間にやら笑わせられ泣かされている。
だって隅から隅までスッゲー楽しい!し、おまけに優しさに溢れてるんだもの。
まず深津絵里と西田敏行のコンビが抜群!
「そんなん無理っすよぉ」といきなり若者言葉になったり洋食好きだったり、
中途半端に現代に馴染んじゃった落武者・六兵衛。
猪突猛進でド天然。「ヴゥァッハッハ!」と笑う姿や悪意の無い笑顔が可愛すぎる弁護士のエミ。
二人の丁々発止のやりとりが笑えて笑えて。
一方で、
過去の汚名を灌ぎたいと願う六兵衛と、父への複雑な想いを抱えたエミが
奮起する物語として一本スジが通っているのも好印象。
他のキャラも良い!
堅物キャラの反動が笑いと涙をもたらす中井貴一や、
確信犯的なダイコン演技が面白過ぎる竹内結子や、
前作『マジックアワー』のあの人とか……
ステキな面々が大挙登場でとても紹介しきれない。
僕があとひとりだけ挙げるとしたら……もうひとりの“落武者”(爆)。
なんでアンタが法廷内にいたんだよッ!
映画通の三谷監督らしく、
ソール・バス調のタイトルロールやゴシックな雰囲気漂う事件発生シーンなど、
ヒッチコック映画を彷彿とさせるオープニングとかも素敵だ。
他にも過去の名作へのオマージュがわんさか盛り込まれているようだが、
知ってる人はもっと楽しめたんだろうなあ、羨ましい。
本作で残念な点は3つ。
一つ目は、コメディにしてはちょいと上映時間が長過ぎること。
ニつ目は、贅沢だろうが、やはりミステリー的な面白さももう少し欲しかったこと。
そして三つ目は、これからまた数年は監督の新作映画が観られないこと。
三つ目のが一等残念です……なぁ〜んて綺麗にまとめすぎ?
ま、とにかく、今年公開されたエンタメ映画でも屈指の面白さ!
見事な“笑い泣き”でした。
最後に、これから本作を観る方々に一言。
「……エンジョイ!」
<2011/10/29鑑賞>
笑える法廷ドラマ、泣けるコメディ
三谷幸喜が本作を構想したのは約10年前。
以来、何度も何度も断られたとか。
映画はいざ公開してみなければ、何が当たるか分からない。
当たると思っていたのがコケたり、当たらないと思っていたのが当たったり。
後者に当てはまるのが、「お葬式」や「おくりびと」など、そして本作も。
「THE有頂天ホテル」「ザ・マジックアワー」と、日本ではなかなか当たらないコメディを大ヒットに導いて来た三谷幸喜、いくら何でもそろそろ息切れするだろうと思っていたら、またまた満足度の高い作品を完成させてしまった。
今回は、コメディ色の強い前2作とは違って泣ける要素を加え、満足度はさらにプラス。
「12人の優しい日本人」という傑作を作っただけに、今回も二転三転するオリジナルストーリーで、142分、全く飽きずに見れた。
役者たちもとても魅力。
深津絵里はもう終始可愛いし、西田敏行の存在はもはや語る必要無し!
呆気なく逝ってしまった阿部寛も、イイ奴にもヤな奴にも見える中井貴一も、意外と悪女役がハマってた竹内結子も、皆楽しそうに演じていた。
よくこんなユニークなアイデアを思い付くなぁ、と感心。
三谷幸喜の次回作には、またまたまた期待せずにはいられない。
2011年No.1邦画
いつもの三谷幸喜作品
よく出来てる。
トトロとかのジブリ作品に通じるものがある。
ストーリは殺人事件の証人として幽霊をつれて来る。
こんな奇想天外なストーリをよく思いつく。
ファンタジーになるのか、
三谷幸喜作品というジャンルになるのか、
どの年代の人も共通して楽しめる内容になっている。
子供でもわかりやすいと思う。
喜劇というのはこういうものだよね。
劇でも観てみたい。
笑いあり、涙ありの心温まる映画になっている。
興行的にも2011年邦画No.1になると思う。
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