ステキな金縛りのレビュー・感想・評価
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真骨頂だと思います
大きな話の流れは予想の範囲内でした。『THE有頂天ホテル』のように、入り乱れたエピソードが、最後にジグソーパズルのピースがピタリとはまるように収束する、という展開が好きな私としては、ちょっと物足りなさも感じました。
でも、その中で一つ一つのシーンや台詞は面白く楽しいものでした。
この手のコメディ映画は三谷作品ぐらいしかないので、やはり真骨頂だと思います。
深津絵里。とっくにわかっているけど、あらためて本当に何でもできる人だなあ。
西田敏行。大河ドラマとかで、本格的な時代劇をやってきただけに、ビシッと演じるところはビシッとしていて、だからこそ、ヌケた演技が最高に面白く感じられます。絶妙な間とかアドリブとかが舞台作品のようで、もう一度映画を観に行ったら違う台詞を言うんじゃないかという雰囲気です。
上記の二人については、映画を見る前から期待できることはわかっていたのですが、予想外だったのは中井貴一。予告編などでは、カタブツの検事役であることしかわからなかったのですが、そのイメージが崩れる部分があって、そのギャップがとても笑えます。
三谷作品には、たぶん色々な小ネタがちりばめられているのでしょうが、一つ私が発見したものが。深津絵里演じるエミが、容疑者が金縛りにあっていた旅館に行くときに乗ったバスのナンバープレート。めちゃめちゃベタな語呂合わせになっていました。
ところで、この作品の英題は『A GHOST OF A CHANCE』らしいですね。邦題とは全然違いますね。そもそも「金縛り」って、英語でどう言うんだろう??
笑って笑って、ちょっとホロりとさせられる。
失敗の連続で、もう後が無い弁護士の宝生エミ。
弁護を担当することになった事件の被告は、
事件の起こった時間に金縛りにあっていて動けなかったと言う。
そのアリバイを証明出来るのは、その時、彼に跨っていた【落ち武者の幽霊】だけ・・・。
裁判の証人が落ち武者の幽霊という、かなり「ぶっ飛んだ」設定なんですが、
そこは三谷幸喜監督。
見事に、笑って笑って、最後にホロりとさせる作品に仕上げています。
舞台も含めて三谷幸喜作品全般に言えることだと思うんですけど、
【三谷ワールド】にいかに入り込めるか。その世界観に身を委ねられるか。
これが、三谷監督の作品の評価の分かれ目だと思います。
この作品に関して言えば、
『落ち武者の幽霊が、現代の裁判の証人として証言台に立つ。』
このシチュエーションを、楽しめるか否か。それが、全てです。
この入口で躓いてしまう人は、この作品は観ない方が良いです。
逆にこのあり得ないシチュエーションを楽しめる人は、
きっと、笑って笑って、最後にホロりとさせられると思います。
落ち武者の幽霊である更科六兵衛を演じた西田敏行さんが、本当に良いです。
あの風貌で笑わせて感動させる芝居が出来るのは西田さんだけのような気がします。
脇を固める役者さんたちもチョイ役を含めて豪華だし、
主演の深津絵里さんの芝居も
主人公のドジで抜けてる所が多いけど、芯はしっかりしているという感じが良く出てます。
とにかく、時間を忘れて笑って笑って、少しホロりとさせられる。
そんな、軽く観れて、楽しい作品でした。
終始笑えて、最後はホロっと....。
思いっきり笑える作品です。
小田原の北条家の家臣 更科六兵衛.....
西田敏行が扮する彼と肖像画が良く似ていて適役!....
映画を見てるときは、本当に実在していたと信じてしまいましたが.....これも架空の人物???.....騙されました....。
でも、400年以上前に無念を残して亡くなった落武者に証言してもらうという設定....楽しいです.....。
法廷に来てもらうにも彼が見えるのは、ある3つの条件を条件を満たした者のみ.....ほとんどの方は見えません.....さぁ、どうする.....。
「父上は、必ずそなたを見ておなさる!」
最後は、感動もあります.....。
深津絵里ちゃん.....めっちゃ可愛いです!適役でした....。
西田敏行は、何やっても良いですね!
中井貴一も嵌り役....。
竹内結子.....2役こなしてました.....。
小日向さんもチョイ役でしたが良い味出してます....。
生瀬勝久....ヤッターマンでのボヤッキー、はやぶさ HAYABUSAでの官僚....それを上回る大役!.....大笑いでした!
佐藤浩市.....「ザ・マジックアワー」と同じ役....ということは....本当は、この作品が先???.....笑えます!
その他にも三谷幸喜作品ということで、大物がチョイチョイ顔を出して映画を盛り上げてますね!
大物とは言えませんが......大泉洋も出てました....気が付きましたか???
テンポ良かったです
三谷幸喜らしい・・・が少々尺が・・・
三谷作品で久々に面白い
楽しい映画
年末特番。
ステキな余韻を。
死語とは言わないが^^;
最近あまり「ステキ」って使われなくなったよな、と思う。
単純かつ明快かつ美しい褒め言葉なのに、おいそれと使えない
気恥ずかしさというか幼稚さというか…おそらく今の男性陣でも
女性にステキ!って誉められたら大喜びすると思うんだけどな。
さて、三谷幸喜の舞台劇…じゃなかった、映画。
毎年のように観ていると、年々映画っぽくなってきてるなーと思う。
相変らず台詞重視のシチュエーションコメディは連続するものの、
かなり狭い世界だったりするものの、映画らしい情緒が出てきた。
彼自身が映画好きなのもあるのだろうが、俳優たちに芸をさせる
だけでなく、どう場面に溶け込ませるかが分かってきたような感じ。
気負ってスベリまくる舞台演技もあれど、さすが西田敏行あたりは
押しも引きも自在に演じ分けている。彼の存在は確かに可笑しいが、
いかにも幽霊な存在で終わっていないところがナイス。より人間的
で歴史に残りそうな人物像を(見せモノでなくて)ちゃんと作っている。
大笑いしたあとに、何やらジ~ンとくるものがあるということは、
その場面が自分の脳裏に余韻として残っているということである。
映画では、それはすごく重要なことなのだ。
舞台もそうだろうけど、そんな余韻が名場面として語り継がれていく。
今作の中でJ・ステュアートの「素晴らしき哉、人生」と「スミス都へ行く」
が何度も使われるが(上映時間まで!)名場面には事欠かない二作品。
しかしまぁ~豪華なキャスト。(エンドロールまでまだ出てくるぞ^^;)
説明するのも憚られるほどの人数をよく捌いたものだと感服する。
主演の深津絵里と幽霊・西田とのやりとりに大笑いし、阿部ちゃんの
意味不明なタップに噴き出し、中井貴一の仰向け犬戯れの図に爆笑、
前作でナイフを何度もナメナメしたあの男!(役名通り)まで出てくる。
通行人だけでも凄い面子を出してくるし、これ、ギャラ総額で幾らに
なるんだろうか…なんて考えてしまう。かなりステキな金額に違いない。
舞台では始まりと〆がしっかりキマるように、
今作も冒頭~中盤~後半~ラストまでの運びまでが非常に心地良い。
やや長い?上映時間だが、飽きずに観られるのもなかなか。
大切なものは目に見えない、とよく言うが、逢いたい時に逢えない不遇
を、ハーモニカという武器?にのせて、纏めたところもなかなかステキ。
巧くいかない人生を嘆く前に、幸せな人生を歩む自分を思い描くことで
自信を持つことが大切だ。後押ししてくれる誰かが背後にいるのかも…?
(霊感がまるでない私は幸せなのか?いや、バカなのか^^;鈍感なのか^^;)
裁判に面白さを求めてはいけない
映画「ステキな金縛り」(三谷幸喜監督)から。
法廷でちょっとふざけすぎたかな・・が第一印象。
「バナナをバナナと言って何が悪い」から始まり、
いろいろなシーンでありえな~い、と思うことが・・。
もちろん、喜劇とわかっているのだが、
法廷シーンでは笑いきれなかったのは、なぜだろう。
それ以外の笑いシーンは、期待どおり。
「ようこそ 落ち武者の里へ」という観光看板も、
タクシー運転手との会話も、クスッという面白さがあった。
だからこそ、気になる一言に選んだ台詞は、
中井貴一さん扮する豪腕検事が、奇想天外な展開に
呆れて呟いた「裁判に面白さを求めてはいけない」。
理論が必要な謎解きになってしまったからか、
それとも、後半で、センチメンタルになったからか。
たぶん・・・少しだけど、上映時間が長かったからかも。
三谷監督、尺にも気を使ってください!
とある夜に発生した殺人事件。その容疑者とされた男は「金縛りで動けなかった」とのアリバイを主張、その証人として連れてこられたのは400年以上前に死亡した落ち武者の幽霊だった!
というなかなか奇想天外な設定の本作。
深津恵理のコミカルな演技にキレのある動き、落ち武者装束で気持ち悪い外見のはずの西田敏行が時折見せる可愛らしさ、そして今私が最も好きな日本人俳優の阿部寛、などなど、キャラの立ち方、見せ方から演技まで皆素晴らしい。
三谷幸喜作品に慣れた人ならよく見たことのある出演陣にニヤリとするシーンも連なっており、笑いの絶えない観劇でした。
・・・90分経過くらいまでは。
これまでの三谷作品では、いつも「舞台ならきっと面白いだろうけど、これは映画じゃないな~」という不満がありました。
今回はメインシーンが法廷という閉ざされた空間ということもあり、三谷監督の舞台っぽさが活かされやすいのでは、という期待を持っていました。実際に作品を見ても、今までのモノとは違ってちゃんと「映画」になっていたのは良かったです。
ただ今度は尺が長すぎですね。監督が入れたいものを全部入れたためと思いますが、残り40分くらい(六兵衛さんに大きな変化が起こったあたり)から最後までが長すぎました。私だけでなく周囲にもアクビをしている方が複数おりましたので、多分皆さん同じ気持ちだと思います。
と、ここまで書いたところで映画のパンフの監督インタビューを見たら、三谷さんはご自分の映画が舞台っぽかったことは分かってらっしゃったようですね。更に法廷ものは自分に合うとも思ってたそうです。
ここまで気付くことのできる頭の良い方であるなら、次からは観客の視点から作品の編集にも気を使うようにお願いします。
邦画でコメディを見たい、というときに選びうる一本ですが、「良かったですか?」「面白かったですか?」と聞かれたら「あんまり・・・」とお答えします。
笑わせて貰いました!
終始、笑いの絶えない面白い映画でした!
各種設定は、どう見てもパロディで三谷ワールドと行った感じで、のっけから笑わせてくれる予感がヒシヒシと感じました。
深津絵里さん演じるダメダメな弁護士がとってもかわゆく、西田敏行さん演じる落ち武者も現代慣れしているところや幽霊のオキテやおかしな能力など笑いどころがいっぱいでした。
その他キャストもいい味出していて、もう一人の落ち武者は抜群な笑いのポイントとなっていました。
些細なことは気にしなければ、ほんとに大爆笑できる映画です。
久々に映画館で声を出して笑ってしまいました!!
とても後味の良い作品。
裁判物といえば、場面の動きがあまりないので、退屈になるおそれがある。
でも、この作品は、大丈夫。
たくさんの人には見えない幽霊を、証人に呼ぶという。
いったい、どうやって証言させるのか?
また、その信ぴょう性は?
法廷場面でも、退屈するどころか、おもしろく引き込まれた。
最初から最後まで、クスクス笑い、時にドッと笑い、ニンマリした。
笑いのツボのタイミングの良いこと、良いこと!
そして、最後の最後に、じわ~といつの間にか出ている涙。
監督の手腕のおかげですね。
豪華な俳優さん達、チョイ役の方もたくさんいたけれど、皆さんとっても楽しんで作品に取り組んでおられたのだろうな~と思えた。
そんな雰囲気も伝わってきて、見終わった時の爽快感と満足感が心地よい。
難を言えば、深津さん演じる弁護士の失敗続きの理由が、はっきり分からないこと。
まさか、「あれだけ」の理由とは、思えない。
それにしても、阿部寛さん、おもしろ過ぎです。
不意に涙
ハーモニカでホロリ
今年は三谷幸喜生誕50周年ということで、映画・テレビ・舞台と新作連発。三谷君はワーカホリックじゃね。まあ才能ある職人だからできることだろうけど。
この作品は傑作で超感動するほどではないが、脱力してまったり楽しめる。
殺人事件の証人が落武者の幽霊。どっからそんな発想がでてくるのじゃ。
エミのボスは裁判の時間稼ぎで習いたてのタップダンスをやるし、やってもたいした時間稼ぎにならないし。
裁判は敏腕検事のツッコミと幽霊を証言者にする弁護側のボケのギャップで笑わせつつ、ちゃんと法廷劇になっていた。
あの世に公安があることも知った。この世にあるものはあの世にもあるのだろう。公安が映画好きというのも展開上きいている。
六兵衛は慰霊碑を建ててもらい成仏したと思いきや、エミのその後の人生につきまとっていたようだ。なかなか成仏できない性格らしい。
盛りだくさんがアダとなった!?
3〜4年に一度のお祭り映画“三谷作品”!!
制作発表時からその奇抜なアイディアに胸高ぶらせて初日の初回に見に行ったら・・・。
あら・・・あまり面白くない・・・。
一番笑えるのが阿部ちゃんのタップダンスとは・・・。
エンジョイできなかった理由は2つ。
<1点目は奇抜な設定で押しきれなかったこと>
“前代未聞の裁判”という割には
けっこう中盤でその奇抜な設定がすんなり受け入れられてしまったし、
なんと落ち武者は途中退席・・・。
それはないでしょう。
“シックスセンス”な笑いのネタも弱いです。
タクシーの噛み合わない掛け合いも
タクシーに乗るところからもっと丁寧に描けばもっともっと可笑しくなったはずですし、
深ちゃんが証言を信じてもらうために通訳して四苦八苦するところも
もっと面白くなったと思うんですけど・・・。
<2点目は無駄なキャラが多いこと>
竹内結子(姉妹の設定)、小日向さん、浅野忠信、つくつくはハッキリ言って要りません。
(つくつくは一番印象残っているので好きですけど・・・でも、やっぱり出てくる意味ない)
「ラヂオの時間」「THE有頂天ホテル」では
様々なキャラのちょっとした事がつながっていく醍醐味が良かったのに・・・。
今回はキラボシの如く出てきて、がちゃがちゃ騒いで散漫な印象が強かったです。
阿部ちゃんもいきなり入院していて、
おそらく未公開シーンがかなりあるのでは。
やはり三谷監督は50周年で企画抱えすぎちゃったかな・・・。
欲を言えば、監督らしい小ネタも少なかったような・・・。
佐藤浩市がせっかく時代劇やっているなら
やりすぎな芹沢鴨も見てみたかったし(名前は“もじり”で鴨沢セリあたりか?)、
ヘンな髪型の唐沢寿明が出ているなら
「私の頭が何か?」くらいは言って欲しかった。
観て損はないです
元々三谷作品が好きなので、ひいき目に見てしまうかもしれませんが…
本気で「観て正解だった」と思いました。
三谷映画は「ラヂオの時間」「みんなのいえ」「ザ・マジックアワー」を観ましたが、自分の中ではこの作品が一番好きかもしれません。
期待を裏切らなかったです。
深津絵里さんは、こういうコメディな役のほうが似合うんじゃないかと。
ドラマ「ステキな隠し撮り」のコンシェルズといい、面白くてキュートな感じがすごく良かったです。
西田敏行さんは、前作でのマフィアのボスが(私的には)あまり好きではなかったので、近作も実はあまり期待をしていませんでした。
が、それを見事に裏切ってくれ、すっかり更科六兵衛さんのファンになってしまいました。
小林隆さん、梶原善さん、阿南健治さん、近藤芳正さん…と
三谷作品ではおなじみの、東京サンシャインボーイズメンバーの出演も、ホッとさせてくれます。
個人的には、小林隆さんが裁判長役なのが嬉しかったです。
佐藤浩市さんの勘違い?キャラが好きだったので、また村田大樹さんにお会いできたことに感動しました。
てか、彼はまだ売れてないんですね…(^_^;)
木下隆行さんが、思いのほかすごくいい演技をされていて、「その言葉をもっと早く聞きたかった」と家を出て行くシーンでは、切なくなりました。
ラストでの、エミとお父さんが会話(?)をするシーンは、この作品の泣きどころです。
「エミにお父さんを会わせてあげて欲しい」と思いながら観ていたのに、お父さんが来た時には、エミには幽霊が見えなくなっていた…。
姿が見えないからこそ切なさがこみあげ、涙を誘うんですよね。
エンドロールの最後、六兵衛さんの肖像画が笑顔になっていたのにも泣けました。
エミと万亀夫くんの写真で笑わせといて「そうくるかっ!」って思いました。
作品とは何ら関係ないのですが、
母親と来ていた小学校低学年くらいのお嬢さんが、「ここ笑うとこじゃないのに~」っていうところでケラケラ笑っていた(場内に響き渡っていました)のが、個人的にすごく気になりまして…。
あと、主婦友達どうしで来ていた感じの奥様方も同様に…。
笑いのツボは人それぞれなんで、しょうがないですけどね。
観客が少なくなった頃に、もう一度観たいと思います。
期待し過ぎちゃった。
三谷幸喜監督が3年ぶりにメガホンをとったコメディ映画。
とにかく豪華キャストにビックリ!三谷ワールド全開です。
物語は~
ダメダメ弁護士のエミ(深津絵里)が
これが最後と引き受けた殺人事件。
容疑者は犯行時刻には、とある旅館で金縛りにあっていたと供述する。
その旅館に泊まったエミは
落ち武者の幽霊、更科六兵衛(西田敏行)と遭遇
法廷で容疑者のアリバイを証明してと懇願する。
幽霊が証言台に立つという、前代未聞の裁判!
証言させる方法は?真犯人は誰?
事件を通してエミが成長していく様が
笑いあり、涙ありで描かれていきます。
この映画がスゴイのは、チョイ役なのに有名俳優が出演してる所。
誰が何の役で出ているのか・・・楽しめますよん。
主要キャストは~
落ち武者役の西田敏行。大正解です。
キムタク同様、どんな役をやっても西田敏行ですけどね。
深津絵里は、なんてったって可愛らしい。
六兵衛の証言をモノマネで通訳するシーン。必見です。
検事役の中井喜一もイカしてる。スーツの似合う男はカッコ良い。
エミの上司は阿部寛。この作品で私は1番光ってるぅぅ~と感じました。
長身で踊るリズム感に欠けたタップダンス、笑えます。
今後、日本のドラマ・映画に欠かせない男優になりますよね。
エミの恋人役はTKOの木下隆行。
お笑いの人って本当に才能豊か。
これから俳優としても活躍するんだろうなぁ。
浅野忠信は・・・せっかく三谷作品に出たんだからさ
もっとハジケてほしかったな。ちょっとガッカリ。
でね。
いつも言うことなんだけど。この作品も上映時間が長いの。
2時間超え・・・。よっぽどの脚本、映像展開がないと
長さを忘れさせてくれないのよね。
私は2/3過ぎたあたりから、失速・・・を感じました。
良いキャラクターだったけど、市村正親さん演じる陰陽師の場面。
なくても良かったかなって・・・。
最後、ホロリとさせるべくして用意された
エミと幽霊の父(草なぎ剛)とのくだりも
コンパクトにしてほしかったです。
私はクレジットも楽しんで見るんだけど
この映画、オープニングが良いですよ~。お洒落なの。
因みに他の作品でお薦めは~
ディズニー映画の“101匹わんちゃん”と“ウエストサイド物語”です。
“ステキな金縛り”ものスゴォォォ~ク期待して観に行ったけど
三谷作品の中で、私の評価は“みんなのいえ”を超えない出来でした。
なので・・・星は3つです。
掛け合いのトライアングルの面積の広がりこそ三谷ワールドの笑いの醍醐味
幽霊をいかに裁判で証言させるか?
信憑性を持たせるか?
は勿論、
実体を観られる人と観られない人との違いとは?etc.etc.数多い疑問点へ1つ1つ答えるきめ細かな論述は、法廷ドラマの緊迫感を損なわずに笑わせる効果を持たせている。
終始、大ざっぱで乗り切った『サラリーマンNEO』とはエラい違いである。
また、『有頂天ホテル』の娼婦(篠原涼子)や、『マジックアワー』の売れない俳優(佐藤浩市)etc.過去の作品群とキャラがリンクしているのも興味深い。
三谷作品の最も笑いの核である会話劇において、幽霊本人と見える側との掛け合いだけで成立していない点に、今作の繊細さが象徴していると思う。
検事の中井貴一のような幽霊否定派・見えない側が加わり、三角形でキャッチボールする事で笑いのシチュエーションが発生し、盛り上がるに連れて、三角形の面積がどんどん拡大していく。
そんなスケール感が人間の生と死の境界線まで波及するから、客も「どうなるんやろ?」とハラハラ感じ取りながら、笑う事で劇場全体が魅力を共有化できる。
コメディ映画を楽しむ基本の中の基本が分厚い層を成す。
ただ、丁寧に積み重ねている代償として、長いね…。
豪華なのは嬉しいが、このボリュームやと胃モタレする。
あと、生死の扱いが軽んじていく展開もブラックな不意打ち要素が濃く、笑うのに戸惑ってしまう要因の1つに感じた。
その戸惑わせる設定がやがて事件解決の鍵だけでなく、死後の世界を把握する大きな分岐点となっていくので、いかに直ぐ受け入れるかで評価点が決まるのではないだろうか。
では、最後に短歌を一首。
『ホシ浮かぶ 裁き跨(またが)る 武者震ゐ 息吹き返し 真実の声』
by全竜
サービス過剰がアダに・・・
全152件中、121~140件目を表示











