劇場公開日 2011年10月29日

「一言で評すると「ステキな思いつき」」ステキな金縛り お水汲み当番さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0一言で評すると「ステキな思いつき」

2020年8月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

この映画を一言で評すると、
「ステキな思いつき」という感じでしょうか。

殺人事件の被告のアリバイを証明できるのは、幽霊ただ一人だった。
幽霊をどうやって証人にすれば良いだろうか、という話です。

おもしろい思いつきですよね。

思いつきが面白いから予告編は最高に面白く作られています。
期待して観に行きました。
三谷幸喜が監督脚本だし……。

これで、「なるほど」とヒザを打つような面白い「第二アイディア」を提案してくれていれば、文句なく★5つだったんですが、残念ながら天才・三谷をしても、アイディアは出なかったようです。

苦し紛れのドタバタ仕立て。

それでもなんとか2時間以上、間をつないでくれたのは天才の天才たる由縁でしょうけど、観終わってガッカリ感が否めませんでした。

このガッカリ感、夏に観たプリンセス・トヨトミ(以下「プ」と省略)に似てます。

あちらも抜群に面白いワンアイディアだけで映画にしてしまったという作品でした。

ワンアイディアが面白い→→予告編も面白い。
でも中身を観たらガッカリ……という映画。
両者、同じ構図です。

プのほうは、第二アイディアもないのに時間だけがただ過ぎるくだらない映画だったので文句なく★一つ。

スのほうは、三谷脚本の底力で、★★★。

そういえば、どちらも副主人公が中井貴一ですね。
偶然の一致とはいえ、恐ろしいです。

お水汲み当番