「ミスマッチ」マイ・バック・ページ juve0504さんの映画レビュー(感想・評価)
ミスマッチ
クリックして本文を読む
良くも悪くも分かりやすいストーリー。
妻夫木が忽那汐里に「私泣ける男の人って好きだな」と言われた場面で、この映画のラストが想像出来てしまった方は何人いただろう?
まあそのラストで、旧友の「お前マスコミに入れたのか?」の問いに妻夫木が「結局だめだったなぁ」と返した言葉、その心情にはやけに共感してしまい、涙したのも事実だが。
そんなこんなで、ストーリー自体は悪くはなく、脇を固めるキャストもなかなか秀逸なのだが、いかんせん主演の二人がキレイ過ぎる。
特に松山ケンイチは「ノルウェイの森」を思い出してしまい。ほとんど感情移入できず。(浅はかで夢見がちな革命家気取りはあれで良かったのかもしれないが・・・)
もう少し「青臭さ」「安っぽさ」なんかが出れば、もっと良い映画になっただろうに。
まあ、「学生運動」「サヨク」といったものを知らなかった人々がこの映画を見て、そういったものに少しでも関心を持ってくれることがあれば、この二人が主演した意味があるというものだが。
コメントする