劇場公開日 2011年5月28日

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マイ・バック・ページ : インタビュー

2011年5月23日更新

ふたりにとっては、念願の初共演。昨年6月、神奈川・川崎の古いアパートで行われた撮影現場でも、深夜にもかかわらずピリピリとした雰囲気はなく、どこか喜びをかみ締めるような“熱気”を帯びていた。松山は、「繊細なお芝居がすごい妻夫木さんを、監督は『極上の普通』とおっしゃっていた。受けのお芝居がすごいので気持ちが楽になって、思い切り甘えてしまおうと思って演じました」と最敬礼。先輩・妻夫木も、「松ケンってすごく自由な人間。いつでも臨機応変に対応できる冷静さがあるし、感性に敏感に反応することって大事だなと感じさせられる」と称える。

約40年前、多くの若者たちが“時代”に翻ろうされた。その過程があるからこそ、現代の自由がある。同作への出演を経て思うのは、「人間って結局は自分との戦い」(妻夫木)だということ。撮影中、誰ひとりとして公開を目前に控えた日本が未曾有(みぞう)の国難に直面しているとは思ってもみなかった。

だからこそ、妻夫木は「自分にできることをすべきなんじゃないでしょうか。副次的なものを求めるからこそ、間違った方向へ進んでいく。まず、自分が何をしたいかを明確にすることが大事だと僕は思います。そういったことを、この作品では描けたと自負しています」と一点を見据えながら話す。

松山も、「大切なのは自分と向き合うこと。自分のしていることが、社会の歯車のひとつであるということを忘れてはいけませんよね。僕は映画やドラマといった仕事を通してパワーを与えたいと思っているので、そこはぶれずにいきたいですね」と朴とつとした口調で語った。

かつて激動の時代を生きた若者たちは、現代の若者の姿をどうとらえ、今作の世界観に何を思うのだろうか。また、40年後の2051年、妻夫木と松山は日本の姿にどのような感慨を抱くのか。未来の若者たちが「マイ・バック・ページ」から何を感じ取ってくれることを願ってやまない。

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