洋菓子店コアンドルのレビュー・感想・評価
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フランスで修行したパティシエが何故英語で会話するか?
喫煙するのは一向に構わない。しかし、食べ物の蘊蓄を語るからには、タバコは駄目でしょ。
どうして?喫煙する場面をストーリーの中に入れなければならないのか?
この映画の上映後の2011年3月11日に、ことごとく喫煙の習慣は藻屑と消える。禁煙運動にこの災害が輪をかけたと僕は判断している。
そもそも、こう言ったストーリー展開は『頑張る』から入り、成功をつかむって言う日本ドラマの定石。
売れるための装飾や企画ばかりが先行して、本当の努力や工夫が良くわからない。どうしてうまくて、どうして安いか?分からない。ミーハーな女性相手にして売れる為だけの装飾を施して、沢山売って利益を出す。食の安全なんかなんのその。
兎に角、
仕事中、タバコなんか吸っていれば、海原雄山に怒られるぞ!!
突っ込みどころ満載のメイド・イン・ジャパン映画。
因みに●●優さんはヘビ●ス●●●ーだそうだ。女優さんって大変だね。あくまでもNETの情報ゆえ、信用しては駄目だが。
倍●●●●さんも●●●。寅さんがご存命の頃、テレビで吸っているのを見たことがある。今は止めているんだろうが。当時それを見て、凄くショックだった。勿論、僕は1日に3箱吸うくらいのヘビースモーカーだったが。男尊女卑だったんだね。清らかな女性はタバコなんか吸わないって思っていた。アナクロだね。
しかし、この場面での喫煙シーンの演出が最後までわからなかった。ケーキ食べながら煙草は吸わない。
甘いものがいっぱいでてくる
蒼井優ちゃんが出てる…というだけで見てみた。
なんせ出てくるケーキたちがすばらしい描写で
今すぐにケーキ屋さんにダッシュしたくなる映画。
加賀さんが素敵だった。
ストーリー自体はありきたりな
先の読めるものだったけど
なにより大好きな蒼井ちゃんが演じるなつめが憎たらしいのなんのw
なつめが本当に存在したら、私は友達にはなれないな。笑
けど夢を追いかける。
というのは簡単ではなくて
頑固さや憎たらしさからくる まっすぐさ が必要なのかなと思ったり。
江口洋介演じる天才パティシエの天才具合がもっと伝わればなあ。
とりあえずケーキ食べたい。
鹿児島弁がいい
主人公は、「ずうずうしい(わがまま?)なところがあるがまっすぐな性格」というありがちなキャラだが、鹿児島弁がすごくいい味を出しており、好感がもてる。ストーリーとしてはありがちだし、先輩との確執や晩さん会のエピソードなど中途半端な所があるのは残念だが、ラストはまあいい感じに仕上がっているかな。
心が温かくなる
深川監督の作品は観終わった後のポカポカ感が心地よく、
「ああ、人っていいなあ」と、ふわっと気持ちが明るくなります。
(その分、こんな展開にびっくり!みたいな要素は必要ないんだなあと思いました。「神様のカルテ」とかも)
人を笑顔にする「お菓子」。
それは、色あざやかで、おしゃれで、きれいで、かわいくて、楽しい。
画面に広がるバラエティに富んだケーキの絵に魅了されながらも、
真剣な表情でお菓子作りに取り組む蒼井優の横顔はとても美しく、
モトカレを追い掛けてたころの彼女のやぼったさとの対比で、「人が何かに真剣に打ち込む姿はとても魅力的だな」とはっとさせれます。
コワンドルってたしか、コーナーオブザロードで、「曲がり角」だったでしょうか?
辛い過去から抜け出せなかった伝説のパティシエだった彼。
東京に出て来た理由だった恋人と別れ、ケーキ作りに打ち込む彼女。
二人にとって、この曲がり角の先にはきっと新しい人生が待っているのですが、その先の物語はまた別の話であって、
洋菓子店を主役に、「コワンドル」で出会った人たちを描いた素敵な映画です。
パティシエガール
恋人を追って鹿児島から上京して来たなつめは、彼が働く洋菓子店“コアンドル”を訪ねる。
が、すでに彼はおらず、途方に暮れたなつめはコアンドルで働く事に。
そこで、表舞台から姿を消した伝説のパティシエ・十村と知り合い…。
お洒落な洋菓子店を舞台にした、NHK朝ドラのようなヒロイン奮闘劇。
店に集う人々の出会いや触れ合い…と、聞こえはイイが、登場人物がちょいちょい気に入らない。
蒼井優演じる奮闘ヒロイン・なつめは、ポジティブな性格だけど少々独りよがりでウザい。
彼氏にフラれたのも何だか納得。
江口洋介演じる伝説のパティシエ・十村は、かつて仕事を優先して娘を亡くし、厨房に立てなくなった。
以来、評論家に転身したが、何を食べても心ここに在らず。
パティシエとしても評論家としても中途半端な印象を受けた。
先輩パティシエのまりこがどうも好きになれない。
終始仏頂面でイライラ(何故?)、なつめと衝突ばかり。
口答えするなつめもなつめだが、冷たい態度ばかり取るまりこもまりこだ。
腕あるパティシエは気難しくて近寄り難いってか?
なつめに対して「マジ有り得ない」と言い放つが、イヤイヤ、アンタも有り得んよ。顔怖いし。
戸田恵子演じるシェフと加賀まりこ演じる常連客とカタコト日本語のジュリアンくんは良かったけど。
そんな欠点だらけの登場人物たちがぶつかり合って、触れ合って、お互い刺激し合って、再び人生や夢を見出していく…んだろうね。
味(=内容)はほんのり甘く、ちょっぴりビター、トッピング(=登場人物)はちょっと苦手、という感じの映画。
いつの間に、こんなに美味く作れるようになったんだろう
映画「洋菓子店コアンドル」(深川栄洋監督)から。
予想どおりの展開で、安心して観られると言えばそうだけど、
ちょっと物足りなさを感じて観終わった。
ケーキでも何でも「職人」と呼ばれる職業は、下積み生活から、
基礎を学び、そこから新しいものを生み出し、
少しずつ少しずつ成長していくようだ。
「洋菓子店コアンドル」のシェフ役・戸田恵子さんは、
働きたいと上京したが、2日で辞めさせた若者について
「いまさら、下積みはいやなんだって。
頑張れない子に、この仕事は向かないわ」と厳しい評価をし、
ケーキ職人を目指している主人公・なつめ役の蒼井優さんには
「職人は、手を抜くことを覚えたら、長続きしないからね」と、
一見、冷たいようだが、仕事の基本を教え込む姿勢が眩しかった。
また、なつめの試作品のケーキをを試食した常連客の感想は
「売り物としては、どうかしらね?
お店の評判を落とさないように、もっと努力しなさい」だったし
ケーキ評論家の意見は「もう辞めろ、本気で修行してるヤツのじゃまだ」。
それまでの経験と技術を否定されたが、それでも続けた彼女を救ったのは、
「おいしいね。それにしてもあの子、いつの間に、
こんなに美味く作れるようになったんだろう。おいしいね」と呟く、
かつて、試食して厳しい評価を下した常連客の一言だった。
どんな職人にとっても、自分の成長を認めてもらえた一言は、
地道な努力が実ったと感じる瞬間でもあり、これ以上のプレゼントはない。
人間を成長させる素敵な言葉。
今でも掛けて欲しいし、掛けてあげたいな。
美味しい作品を。
確かバレンタインデーあたりに公開されて、チョコレートに
触発されてケーキも♪という狙いは当たったか外れたか^^;
残念ながらスイーツの美味しさまでは伝わってこなかった。
実はもう少し、ケーキを巧く撮っているかと思っていたのだ。
せっかくの題材を生かしきれない作品は、観ていても辛い。
臼場なつめ役の蒼井優。特に顔は好きじゃないが(ゴメンね)
演技はなかなか巧いなぁといつも思っていたが、今回の役、
思い切り鹿児島弁で頑張ってはいるが、如何せん性格悪すぎ。
ケーキ屋の娘というが、そこになんのリアリティもない^^;
長い髪をバッサバッサと(束ねはするが)振り、その手さばきも
ケーキ職人とはとても思えない有り様。しかしこのコアンドル、
なぜそんなに人気店なんだろう?オーナー・戸田恵子の話を
聞いていても、そこまでこだわりのある店にして、あの人数、
お客様が満足するものを出せているとは思えない。ここにも、
リアリティがない。そして伝説のパティシエ十村役・江口洋介。
彼が伝説といわれた所以、そこに見合う腕の見せ場がない。
スイーツ評論家となってケーキを食べ歩いているだけ。
辛い過去から立ち直れず職人の仕事に就けない、だとしても
ケーキに対する思い入れがあるのなら、あのタバコはなんだ?
ここにもまったくリアリティがない。これ…実際の職人さんが
観たら怒る映画なんじゃないだろうか?なんて思ってしまった^^;
不機嫌な同僚・江口のりこは巧いなぁと思っていたのだが、
彼女のケーキ作りに対する情熱も、今ひとつ中途半端なまま、
あれじゃあただの不機嫌で嫌味な女になってしまうじゃないか。
なつめを成長させるのが今作の目的なら、人物の描き分けが
もっと丹念に為されるべきだろう。皆の熱演が空回りし、纏りに
欠けてしまった群像劇は、一体誰がメインで、どうしたいのか、
味に調和のないスイーツなんて、そりゃ美味しくはならないわ^^;
他、かなり豪華な役者を端役で使っているこの作品。
最高の食材を揃えても、肝心のレシピ(脚本)が粗末なおかげで、
美味しいスイーツにありつけなかった。かなり残念な仕上がり。
(じゃ、次は和菓子店で再チャレンジ?つられて観るな多分…^^;)
ケーキが食べたくなりました。
ちょっと生意気で傲慢な「なつめ」のキャラ設定が面白い感じだったので
周りの登場人物とのふれあいの中で、「いい人」に成長して見せてほしかった。
最後まで「なつめ」調だったのが残念だけど、ニューヨークで成長してほしいなと思わせてくれました。
「まりこ」や加賀さんとのエピソードももう少し丁寧に描いてくれればなとも感じました。
十村さんのエピソードも。
キャスティング、すばらしいです。
同じキャスティングで連続ドラマにしてください。。。
甘くて、苦くて、へんてこりん
前作「白夜行」も記憶に新しい深川栄洋監督が、江口洋介、蒼井優を迎えて作り上げた、オリジナル作品。
洋菓子店コアンドルを舞台に、恋人を追って上京してきた女性なつめと、元伝説のパティシエ、十村が、自らの挫折と苦しみに戸惑い、それでも前を向いて歩き出す姿を、力強く描き出していく。江口、蒼井両者の持ち味を生かした力演はもちろんのこと、戸田恵子、江口のり子、加賀まりこといった一癖も二癖もある役者陣を贅沢に配し、単なる綺麗なだけの娯楽映画の枠に収まらない、甘さとビターな苦さを存分に盛り込んだ、小気味良い意欲作に仕上がっている。
そう、この作品、女の子が無条件に喜んでくれる甘く、スウィートな青春群像劇の仮面を被りながら、実際は、奇妙奇天烈、へんてこりんな魅力を併せ持っている。
終盤、蒼井扮するなつめが、江口扮する十村に対して、何故最初に出会った時から自分の事を気にかけてくれたのかと尋ねる一幕がある。ある程度の映画作品を観賞し、娯楽映画の流れを理解している観客ならば、その答えとして「実は、お前は昔の俺に似ていてさ・・放っておけなかったんだ。」やら「お前の手に、目に、何か可能性を感じてさ・・・なんてね」といった台詞が浮かんでくる。しかし、そうはいかない。十村は、
「俺も、九州出身なんだ。お前の方言を聞くと、放っておけなかった」
と、方言交じりに答える。「何だ、そりゃ?」である。
他にも、言うべきところで言わなかったり、やらなくてはいけないところでやらなかったり、見事に観客の想像を、予測を裏切っていく。これを、下手で片付けてしまうには、そこで感じる衝撃と、驚きの楽しさを考えれば勿体無い。
女性陣をわくわくさせるスイーツの甘く、可愛い描写。群像劇を好む人をわくわくさせる、必要以上にビターな苦さ。そして、映画好きをわくわくさせる、へんてこりんな楽しさ。全ての観客を満足させてくれる、真の娯楽がここにある。いやいや、本当、参りました。
うーん。。
ところどころ笑えて、最後にはほっこりするけど、
どうしても蒼井優ちゃんが演じる「なつめ」のキャラが好きになれず…
そのせいか、涙もろい私がいつもならこのシチュエーションなら絶対泣いちゃう!って場面でも全然ウルッとこなかった。。
「まりこ」との対立も、笑い的にはいいけど意味がよくからず…
ただの意地悪な人にしか見えなった。。笑
最終的に分かり合える良き友になったっていうわけでもないし…
わたしの理解力が足らなかっただけなのかもA^-^;)
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