劇場公開日 2011年8月27日

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「最後が泣かせポイントなので、それまでは流して見た方がいいです。」日輪の遺産 Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5最後が泣かせポイントなので、それまでは流して見た方がいいです。

2014年5月5日
PCから投稿

泣ける

悲しい

浅田次郎さんの小説はほとんど読んでおらず、この映画の原作も読んでいませんが、今まで映画化されたものを見た感じでは、どこかで見たような話をうまく組み合わせてストーリーを作っているものが多いような気がします。

この映画もそんな感じだったけど、組み立てに失敗したのか、うまく加工しようとして、テクニックに走りすぎたのか、それとも演出上の都合(少女の演技力?)なのか、泣かせるポイントが自分の予想とずれていて、泣けませんでした。

自分としては、ここでくるだろうというポイントをスル―され、しかもスル―のしかたがとても不自然だったので、すごくひっかかりました。

当然このひっかかりを解消する、どんでん返し的なことが起こるのだろうと思っていたら、何も起こらず、そのまま終わってしまった。

たぶん最後が、泣かせる最大のポイントで、映画館に来ていた周りの人はほとんど泣いているようだったけど、私はここできてくれ、というポイントをはずされたので、泣けなかった。

全体的にかなり不自然なところがあり、テーマも特に強調しているところはなく、よくわからなかった。

本格派のリアル系映画というより、最後で泣かせることを目的とした映画だと思うので、細かいことは気にせず、ファンタジー映画のつもりで流して見る方がいいと思います。

ちなみに、エンドで元ちとせさんが歌っている宣伝の曲が流れるものと思っていたら、流れませんでした。

Push6700