キック・アスのレビュー・感想・評価
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痛快!そして、キュート!
名前は昨年からぽつぽつと聞いていて、ずっと気になっていたので、鑑賞!
月曜日のレイトショーなのに、人が多くてびっくりしました!
何より新宿武蔵野館の紹介文が、
期待度を上げすぎる(笑)
とにかく痛快!そしてキュート!
アメコミをもっと知ってたら、もっと小ネタが面白かったんだろなー、
と思いつつも楽しめました。
これを友達とみれば、それぞれの笑いのツボがよくわかるかも。
個人的にはキックアスがあまりに普通に歩いてることが面白すぎました。
友達になりたいまじで。
マッチョじゃない主人公
感動だし笑える!女の子かわいい☆
コミック一気読みの満足感
笑える
快作!
これは観たかったんだよね〜。
公開直後は上映館がめっちゃ少なくて、立ち見のお客さんがうじゃうじゃだったらしいんだけど、
年が明けてから上映している所も増えて見やすくなったので、やっと行ってきたよ。
ポスターを見ての通り、原作はアメコミ。
ヒーローに憧れるダメ高校生が、通販で買った正義の味方コスチュームに着替えて、
徒歩でパトロールに出掛け、街の悪に立ち向かっていく。
でも中身はただのダメ高校生だから、もちろんすぐにボコボコ。
そんな姿が却ってネットで話題になり、彼が扮する<キック・アス>は一躍人気者に!
彼と同じように正体を隠して悪と闘う父娘、<ビッグ・ダディー>と<ヒット・ガール>。
出会った彼らがタッグを組んで、さらなる敵に挑む!
…みたいに、軽く作品紹介しているメディアも多いんだけど、
『まったく、知ってるくせに〜!よく言っちゃうよね〜こんにゃろ!』だよ。
『ただのB級アクションコメディだと思ってたら…あんた大ケガするぜッ?!』
って、最初から謳ったってイイじゃん?その期待を裏切らないでくれるじゃん!
主人公のデイブが、
誰もがヒーローに憧れるのに、何故みんな『ヒーローなんて自分たちとは別世界のモノ』と決め付けて『自分がそのヒーローになりたい 』とは考えないのか?…僕はなりたい!
と1人で起こした行動は、ホント子供じみてて突飛ではあるけど、
何度危ない痛い目にあっても諦めない姿を見るうちに、ヘンに共感を覚えちゃうんだよね。
『それ風の衣装を着たからってヒーローになんてなれるワケないじゃん』なんて笑った自分を、ちと寂しく感じたりして。
また、ニューヒーロー<キック・アス>を世に知らしめたのが、
殴られてボロボロになりながらも決して諦めない彼の姿に、興奮し応援の歓声をあげる…けど、それだけで、誰一人として暴力を止めに入ることなくその様子を撮影したケータイ動画…
っていうのも、なんか皮肉で考えさせられちゃうしね。
<ビッグ・ダディー>と<ヒット・ガール>はメッチャ強い!
様々な武器を使って、一瞬にして大勢の悪者を倒していくんだけど…ん?果たして彼等はヒーロー正義の味方なのか?!
いやいや違う!言ってしまえば復讐の鬼なの。
<キック・アス>みたいに困った人を助けるのではなく、
妻を死に追いやったマフィアを叩き潰すコトだけを目的に生きている父と、
その父親に『殺人の英才教育』を受けた11歳の女の子なんだ。
この<ヒット・ガール>が、誰もの印象にいちばん強く残るのは間違いないよ。
子供とはいえ、さながら殺戮マシーン…たった1人で次々殺しまくる。
ワイヤー、スローモーション、フラッシュ等を駆使したアクション映像は華麗で見事で、
空中を泳ぎながら両手に持った銃の弾丸を装填するところなんて、映像も彼女の表情も格好よくて、シビれちゃったよ。
迫力ありながらもスマートで、何よりキュートでたまらんね!
逆に、人によっては
『11歳の少女が復讐に燃えてマフィアを殺しまくるなんて、救いがなくて見ていられない』
って意見もあり。
うん、それも納得なんだ。
これまでのアクションヒーローものでも、その過去や影に触れてる作品って多くあったけど、
ここまで『生身の人間』らしい『心情』の部分をググッと訴えてくるのって、多くないんじゃないかと思う。
『救いがなくて…』と感じた人には、その苦悩や心情の部分がより深く届いていたんだな…と。
ただ、それを押し付けでも辛気臭くも無く、
笑いとアクションを中心にポップな音楽と色彩で描いている中に、ギュッと凝縮して潜ませてあるもんだから、ビックリしちゃうのよ〜!
主人公デイブの、高校生らしい日常生活の悩み。
経験してみて初めて知ったヒーローの孤独感。
目的と勇気を持って行動する事の大切さを知って成長していく姿。
<ビッグ・ダディー>と<ヒット・ガール>の親子愛。
これは『アクションヒーローコメディ』のカタチをした『人間のおはなし』だよ。
…なんて大袈裟かな?
ふぅ〜ッ!興奮して長くなっちゃった!
久しぶりの興奮!
昨年末、シネセゾン渋谷で観ました。
立ち見が出る映画に行ったのは久しくなかったので
それだけでも興奮しました。
私はかろうじて最前列の席で観ることができました。
映画に関しては、評判が良いことは知っていましたが、
主役があのアーロン.ジョンソンと言うことだけ。
だから、ニコラス.ケイジに、マーク.ストロングが
出てきて本当に嬉しかった。
ニコラス.ケイジはとってもカッコ良かった。
「魔法使いの弟子」の彼も素敵でしたが、映画自体が
いまひとつパッとしなかった。
だから、今回のビッグ.ダディは彼も納得でしょうね。
マーク.ストロングは「ロビンフッド」に出てきたあの
ゴドフリー。いつも立派な悪役!
そして、みんなも絶賛のヒット.ガールのクロエちゃん。
何と切れの良い動き。
あまりのカッコよさに、つい残酷さを忘れてしまいそう。
いえ、すっかり忘れていました。
最後になりましたが、主役のアーロン.ジョンソン。
これからの益々の活躍が期待されますね。
あの若さで1児の父。それも気に入っています。
映画って凄い!
興奮を胸に新年を迎えることができました。
ありがとう!
2010の映画収め
久々に感動
ただの子供だましと思って観たら痛い目にあう
まず、子供騙しのコミックものだと思って観たら痛い目に遭うので気をつけた方がいい。
たしかに善玉と悪玉がいて、勧善懲悪のヒーローものの皮を被ってはいるが、その中身は「力ある者が勝つ」という善者ぶらないメッセージだ。R15+指定でありながら、作品の中では11歳ほどの少女がヴァイオレンスを繰り広げ、悪に勝つのは正義ではなく力であるという表現には容赦がない。
ところが、この作品を「Vフォー・ヴェンテッダ」のようなヴァイオレンスものと判断するのは早計だ。
まず明るいのだ。主人公の高校生デイヴは彼女もできないごく普通の男の子で、そのダメぶりと思春期を描く青春ドラマの側面を持つ。
“ビッグ・ダディ”(ニコラス・ケイジ)と“ヒット・ガール”(クロエ・グレース・モレッツ)の父娘にしても、親子の情愛と信頼がよく伝わってくる。
むしろ過激な描写は、製作者に名を連ねるブラッド・ピッド特有の狂気が織りなすテイストが強く反映されたととれる。
13歳のクロエ・グレース・モレッツがいい。動きにキレがあり、将来が楽しみだ。銃を撃つときの唇の動きはスタローン並みだし、小さな身体でも銃器がよく似合う。ぜひアンジーとの競演を見てみたいものだ。
*これにて2010年の映画の見納めとなりました。
娘に銃口を向ける父親のやさしい配慮にも泣いてしまった。
米で大ヒットし、日本でも単館上映だったのが立ち見も出るほどの盛況で拡大上映された。よかった。
コミックオタクの平凡な高校生デイヴが緑と黄色のダサいコスチュームを着て、街の悪人たちの前に立ちふさがる。
「スパイダーマン」のオマージュのようだが、デイヴには特殊能力も格闘技術もない。
あるのは、打たれ強さだけ。
でも、ギャングたちを前に、正義の主張をする勇気は、かっこいい。
一方で、「バットマンとロビン」のオマージュでもある中年男と11歳の少女の父娘。
「子連れ狼」で拝一刀が大五郎に手鞠と日本刀どちらかを選ばせるシーンが頭に浮かんだが、少女は父を喜ばせるため、お人形よりもバタフライナイフを選ぶ。
娘に銃口を向ける父親のやさしい配慮にも泣いてしまった。
B級テイストだけど、アクションシーンも安っぽさは全く感じない。
場面場面で流れる選曲もいい。
最後に゛切り札゛も現れて、続編も期待できる。
この映画、甘くみてはイケナイヨw
なぜって、11歳の少女が過激に華麗に殺戮しまくり。
人が爆発したり潰れたり色々、だからなのかなんなのか、
なぜか前売りもなく、上映館も少ないというこの作品
どうやら大手映画会社の配給がつかなかったのが原因?
監督自らが資金繰りをしインディーズ映画となったみたい。
(ブラピがプロデュースでもダメなんですかねー)
何しろこの映画で活躍するヒロイン“ヒット・ガール”
演じる(クロエ・モレッツ)ちゃん。
殺し屋ロリータとして、キュートな見かけでカッコ良すぎw
今年の「ゾンビランド」なんかともタイプが似てると
思ったのが、イケてない草食系ヲタク男子“デイヴ”
(アーロン・ジョンソン)主役でありながらちっとも
強くないけど、、、無力なヒーロー“キック・アス”として
がんばるメゲナイ精神や等身大の素直さが何ともチャーミング♪
一方で昔の因縁で犯罪組織を本気でつぶそうと日夜訓練し
たくらむのが”ビック・ダディ”(ニコラス・ケイジ)と
クロエちゃん親子。こちらは本気で強いとこが見所☆
登場シーンがインパクトありすぎて笑いましたw
(キャッチボールでもするかのようなノリで、
娘に防弾チョッキ着せて、その娘に銃をぶっ放すパパ)
でもって、まさかクロエちゃんがあそこまで
バッサバッサと切りこむとは思わなかったのでビックリ。
少女にそんな下品なセリフを、、、そんな殺人を、、、
なんて気にする間もないくらいの軽快な勢いですw
その他、こまか〜い部分でヒーローヲタクの愛や
歴代有名ヒーローへの賛辞を感じる憎い演出もあったり
あと主役のヘナチョコヒーローのラストの見せ場が
純粋に素敵だったりで◎
大手が作るアクションヒーローものに飽きてる人なんか
どストライクなはず。
昔と違って少し不健全にリアルに偏ってないと
物語に入り込めない、これも時代のニーズなんだぁね〜w
観て損はないと思います(子供にはオススメしないけど)
キック・アス改めヒット・ガール
最初に断っておきます。
私はロリコンではありません。
もう一度云います。
私はロリコンではありません。
念を押してもう一回。
私はロリコンではありません。
さて、お分かりになりましたね?
この映画最大の魅力は主人公デイヴが変身した『キック・アス』ではありません。
そう…真の主人公は若干11歳のジェノサイド少女ミンディの変身した『ヒット・ガール』なのです!
『ヒット・ガール』!!!!!いぇあ!!!!!
ヒット・ガールはカワイイだけじゃないのです!それだけならただのコスプレ少女!
殺人スキルが兎に角、凄まじい!悪党に容赦のない一撃を喰らわす迷いの無いエクスターミネートに次ぐエクスターミネート!銃や刃物で軽々とマフィアを蹴散らす!凄い!たまらない!そして、好きだ!
物語のここがこうだ!あそこがあれだ!とか語る気にならんのですよ!
ヒット・ガールの存在の前では全てが霞む!
ああ~、夢の様な時間だったなぁ…。
キック・アス?誰それ?知らんなあ…
目に写ったのは、ヒット・ガールだけですね。
劇場で至福の映画体験を!
クロエちゃんで胸がいっぱい
「親子で鑑賞」
2010年、最後の最後にとんでもない映画がやってきた
「素晴らしい」の一言です。
平凡な青年がヒーローに、という設定はよくありますが、このキック・アスはヒーローになっても平凡です。とある彼の長所の理由についても「若干」のリアリティによって説明されており、その配慮に心地よさを感じます。
映画の目玉としては、何といってもクロエ・モレッツ演じるヒットガールでしょう。「彼女が主役だ」と言わせんばかりの大きな魅力があり、「怖~い大人たち」相手に「正真正銘の新世代」として、大立ち回りを繰り広げる、危険さ、美しさを含んだその狂気的な勇姿にただ圧倒され、本格バトルはカタルシスを増幅してくれます。
シークエンス毎の演出も見事で、単なるギャグ映画だと思って観に行くと、良い意味で完全に裏切られます。骨太の人間ドラマが用意されています。笑いとシリアスのさじ加減は絶妙で、加えてBGMの選曲と使い方がこれまたセンス溢れるもので、内容への没入度を高めてくれます。グロテスクな表現が一部にありますが、これも度を過ぎる事はありませんので、嫌悪感は生まれないはずです。さじ加減を心得ている映画です。「このシーン、まだ終わらないでほしい!」そんな気持ちにさせられるまことに貴重な映画です。公開が小規模であるのが大変もったいない。資金調達関連の話などをみるに製作に苦労したのでしょう、しかし製作陣の魂が込められている。それこそが今年のベストを争える大傑作映画であると思います。
敢えて原作やアメコミのパロディなどに触れませんでしたが、「知らなくても楽しい」ということです。むしろアメコミを知らない人でも知っているような有名作品の引用(『バットマン』『スーパーマン』ネタ等)もあるので、「あ、もしかして!」「このネタは知ってる!」その点でも楽しめるかもしれません。もちろん熟練のアメコミファンも楽しめるのは言うまでもないでしょう。
2010年、最後の最後に、とんでもない映画がやってきた、という衝撃を受けました。
これぞ映画!この映画の名は『キック・アス』
この映画、オススメです。
2010年を代表する大傑作!
全167件中、141~160件目を表示