「皆、ヒーローになりたいのさ」キック・アス 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
皆、ヒーローになりたいのさ
下手すりゃ超おバカ映画になりかねない所を、見事、痛快娯楽映画に仕上げたマシュー・ヴォーン監督の手腕は本物だ。
なるほど、次に超大作「XーMEN」の新作に抜擢されたのも頷ける。
とにかく楽しめる。
アメコミ小ネタはアメコミ映画を見ている者にとっては飽きないし、アクション・シーンの興奮は最高。(ヒットガール、スッゲェ〜)
ハラハラドキドキも充分。(このハラハラドキドキとは、キックアスがコスプレして街出て、チンピラに絡まれた時の事を言う)
へなちょこオタク高校生が、使命に目覚め、可愛い女の子をゲットする…という話はまさに「スパイダーマン」方式。
でも、あちらのような夢物語ではなく、ギリギリ一般人レベルなのがミソ。
(さすがに緑のタイツ着てヒーロー気取りはナイけど)
最近駄作続きだったニコラス・ケイジもナイスな好助演。
さあ、キック・アス、次なる活躍も見せてくれ!
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