「応援したくなる犯人」SP 革命篇 プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
応援したくなる犯人
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SPの堤が仲間のSP何人かと国会を占拠、そのまま国会中継を続けさせ、
カメラの前で各議員に色々な罪を認めさせ、腐敗した政治を糾弾する。
また堤は現在の総理大臣に親だっけ?親しい人間を殺されていた。
これもカメラの前で総理に罪を認めさせようとする。
しかしそこで堤の味方のはずの議員が裏切った。
また一緒に国会を占拠した仲間のSPらも同時に裏切った。
この議員が勇気を持って堤に説得を試みると共にSPらが堤を取り押さえ、
後にこの議員がヒーローとなり次期総理を狙うという筋書きだった。
そしてこの筋書きを書いたのは官僚だった。
しかしこのタイミングで岡田らが4人で突入、修羅場となる。
堤は総理に追いすがり、ついに罪を認めさせる。
目的を達した堤は自殺しようとするが岡田が助け、逮捕。
裏で糸を引いてた官僚も自殺。
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この作品までの流れを知らないので、背景は知らないが、
岡田ににSP魂を叩き込んだのが堤ということらしい。
でも堤は総理を自分の手で糾弾するためにSPとして過去に総理の命を救ってて、
そして今回岡田に相談も無しに暴挙に出たらしい。
まあ堤に私利私欲は無かったし、応援したい犯人ではあったわなあ。
現実世界でもホンマに誰か、国会に乗り込んで世直しせんかなあ(場)
そういう気持ちになってもうたわ。
でもさすがに岡田らの突入はあまりに無計画で無謀やろ。
もし犯人らがその気になれば全国会議員と共に自爆が可能やってんし、
そういう結果になったら一体誰がどう責任取るつもりやったの?
突入にいたるまでも、敵が多数いる中を普通にかいくぐってるし、
結局映画独特のご都合主義ってのが色濃く出てたかな。
まあおもろかったからええねんけど。