第7鉱区のレビュー・感想・評価
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気味悪い
海底油田の掘削基地で起きる怪物ホラー、この手のSFものは人間ドラマで尺を稼ぐのが常套手段なのだが例に漏れずクルー同士のいざこざが無駄に長い、屈強な男どもは全滅、無鉄砲と呼ばれる女リーダーだけが生き残るヒロインもの。 流氷の天使クリオネのような生き物が人喰い怪物に変態、怖さと言うより気味悪さが特徴的な造形でした。まあ、着想は「アビス」や「エイリアン」、宇宙船の中で暴れまわるエイリアンを海洋の孤立した石油採掘プラットフォームに置き換えたバージョンですね、深海の怪物ものも多いですからユニークという程ではありませんが、爪だらけの触手やとげとげの舌など気味の悪いものを作るのが上手いですね。
韓国産モンスターアクション映画
なんと言うか、過去にエイリアン2やディープブルーなどを観た人だと模倣的な作品に見えます。 主人公の女の子をごり押しして作られており、この主人公が自信満々な理由すら分からなかった。 とは言え、パッケージのタンクトップ見たら、この主人公しか目に入らなくなるし、韓国らしいっちゃらしい(笑) この作品が初めて観るモンスターアクション映画なら、十分だろうと思われる。 3D作品であった為、ムダに意味を感じないシーンが所々散見され、3Dで観賞しない人には違和感しかないのが残念。
見せ方が下手?
韓国で大ヒットを飛ばした3Dアクション大作。ちらほらと意識しているであろう飛び出し映像が垣間見える。海洋モンスター・パニック作品としては上出来の作品であり、怪物の気持ち悪さ、油田施設の作り込み、適度なドラマパート、それぞれが上手く合わさっている。これらを100分程度の本編の中で上手くやりくりしているのではないかと思う。韓流ドラマは1話が90分程あり、丁寧すぎるとも言える描写が日本のドラマと違くて面白い所だが、個人的には韓国映画も比較的上映時間が長めというイメージがある。そのイメージでいたためなのか、本作は全体的にあっさりした味付けに思える。ポン・ジュノ監督作、「グエムル-漢江の怪物-」が世界的にも注目されたこともあり、韓国のモンスター・パニック作品のハードルが上がっているのかも知れない。 「グエムル-漢江の怪物-」の様な、少し変わった視点から描いた作品を期待すると肩透かしを喰らう可能性があるため、純粋なモンスター・パニックを想像するべきだろう。 本作の難点を挙げるとすると、3Dを意識したCG映像がチープという点だ。バイクのシーンの映像は正直失笑ものである。日本よりも映画への予算は高いはずだが、2011年公開の映画にしてはお粗末な映像で幻滅してしまった。また、怪物の登場シーンなどで、怪物に対する恐怖や憎悪等の感情を映像でも表すのが一般的だ。(例えば地面すれすれの所から撮るシェイキーカムとか)本作にはそれがなく、唐突に現れるのが残念なポイントだ。雰囲気を作って登場させ、観客の「見たい」という感情を引き出してからドンと出してほしい。何だか怪物に対する愛が無い様に思えてしまう。その見せ方を上手くすると更に面白くて怖いモンスター・パニック作品になるだろう。
海のエイリアン
CGは少し安っぽくB級感がありましたが海のエイリアンてところでしょうか。 ヒロインはセクシーでカッコ良かったです。 似た感じだと「グエムル」の方が好き。 タイトルの響きだけでいうと「第9地区」の方が好き。
ハ・ジウォンが格好いい!
3Dで公開された韓国発のモンスター・パニック・アクション。韓国映画ならではの笑えるシーンが垣間見ることができ、エンタテインメント作品として出来上がっている印象です。 3Dというのがミソなのでしょうか、アクションがかなり多いです。ハ・ジウォンの魅せるアクションはなかなか見応えがあります。それは流石の一言です。 少し前にハ・ジウォン、ヒョンビン主演の「シークレット・ガーデン」という韓流ドラマを見ていましたが、そのハ・ジウォンは可愛い役所でした。しかし、本作を鑑賞して改めて格好いいと思いました。 そのわりにはストーリーはかなり単純で、それほど驚く事はありませんでした。怪物の初登場シーンの撮り方もあっさりしていたので、扱い方が軽く感じられました。ストーリーを複雑にする必要はないと思いますが、アクションばかりに気をとられ過ぎている感じは否めないので、両立させればもっと満足のいく作品になったのではないかと思います。
タフでセクシーなヒロインに喝采!
石油採掘船に突如現れた未知の怪物が作業員たちを襲う韓国製モンスター・ムービー。 韓国のモンスター・ムービーと言うと傑作「グエムル」を思い出すが、こちらはとことんB級印。 まるでB級傑作「ザ・グリード」を彷彿させる。 このモンスターが見た目もグロく、絵に書いたような“ザ・モンスター”。 ターミネーターのようにしぶとくしつこく、その誕生の背景には人間のエゴがあり、一モンスターとしてきちんと“お約束”を踏まえている。 でも、この映画の最大の見所はモンスターではない。そのモンスターと戦うヒロイン、ハ・ジウォンである事に異論は無いハズ。 タフで男勝りでタンクトップ姿がセクシー。バイクも乗り回し、恋人には一途。 アクション・ヒロインに必要な要素を全て兼ね備えている。 周りの男たち? 腹黒い奴とか薄情な奴とか口だけで臆病な奴とか、頼りない情けない奴らばかり。 その分、ヒロインの格好良さが際立つのだ!(笑) 正直、何かを得られる映画ではないけど(笑)、タフな美女vsモンスターという、これ以上ない王道B級路線を気軽に楽しんだ者勝ち!
がっかり。パッケージにだまされた。
うーん、主人公のハ・ジウォンの頑張りだけが観る価値です。 脚本、CG、描写、すべてハリウッドを意識したのが 見え見えなんですが、超B級です。 全然ドキドキもしない。 モンスター登場の背景はひねりが効いてて良いですが 活かしきれていない。 韓国にモンスター映画は無理ですね。
タフな相手に大活躍の女。
ボン・ジュノ監督の『グエムル 寒江の怪物』が楽しめたので、これも期待して観てみた。 パニック・アクションものとすれば登場人物の配置なども定石どうりで、まぁ型にはまった作り方なのだが・・・。 寒江の怪物はなんといっても、ソン・ガンホの存在が大きくて魅力があったから楽しめたと思う。しかし、この第七鉱区には主演女優さんには申し訳ないが知らない人で、脇を固める人たちもイマイチ魅力が無い。 それでもって怪物の登場の仕方も凡庸でインパクトに欠ける。 ただ、すごくタフで執拗に主人公を襲うのだが・・・。 舞台は良いのだけれど、100%その良い舞台が生かされているとは思えない。 石油掘削に情熱を燃やす人たちのドラマも教科書どうりで底が浅い。 もっと斬新さが欲しかったネ。
見ないほうがいいよ
気持ち悪い:★★★★★ つまらない:★★★★★ 飽きてくる:★★★★★ 女タンクトップ:★★ お勧め:× グエムル同様なんでこんな映画がヒットするのかしら。韓国人って化け物好きなのかな〜
韓国らしさがよかた
登場人物のエキサイトしやすい気性やモンスターのタフネスぶりなどとても韓国映画らしいエネルギッシュな感じがとてもよかった。しかし深夜、飲み会の後で見たのでところどころ眠ってしまい、一緒に見た友人に聞いたら彼も寝てしまっていて、答えあわせをしたら、かなり適当な映画であるらしかったので、肩に力をいれずに見ても問題ないように思いました。
「私、女優!主演の、女優!!」
本国韓国において高い興行成績を残した「光州5・11」を手掛けたキム・ジフン監督が、「デュエリスト」などで知られるハ・ジウォンを主演に迎えて描く、パニックアクション作品。 石油が眠っていると目される第7鉱区において、発掘作業に全てを捧げている主人公。掘り続けていた海底から出現したのは未知の生物。その余りの美しさに発掘施設の中で研究してみることにしたのだが、実はこの生物・・。 韓国が日本に送り込む初の3D作品。表向きのパッケージを素直に捉えるならば、非常にシンプルなストーリーと精巧なCG技術を駆使したモンスターパニック映画として完成している。 石油開発という世界レベルで頭を抱えている厄介な問題を前提にして本作を考えれば、挫折、恐怖、抑圧の中で苦しみながらも、前進をやめない勇ましく、果敢な韓国民の勇姿をパニック映画の中にさりげなく落とし込んだ「極めて、韓国らしい」映画という見方が出来る作品でもある。 しかし、何よりもこの作品を魅力的に彩っているのは本作の主人公を演じた女優、ハ・ジウォンの圧倒的な存在感としなやかさにある。一見、銃を何発もお見舞いしても屁のカッパである生物と、大勢の人間の戦いという構図が見えるのだが、鑑賞してみれば分かる様にこの映画、「女優映画」である。 パニックという明解な舞台の中で、可憐な涙に、爽快なバイクさばき、重厚なガンアクションに、タンクトップの見事なプロポーションと、徹底してハ・ジウォンの魅力と格好良さをこれでもかとさらけ出すことに全力が注がれる。 粘着物質モンスターがポイントの映画のはずが、いつのまにやら女優の独壇場のような様相をみせる。「私、格好良いでしょう!!」と言わんばかりの声高な暴れっぷり。これが新人の美人女優なら腹も立つが、韓国映画界を背負う実力派女優だからこそ、観客は惹き付けられる。見てしまう。ドキドキしてしまう。 韓国映画界の至宝、アン・ソンギさえ押しのけて露骨に輝く主演女優の力強さ、可能性が活きたからこそ生まれた興奮度最大限のアクション大作。韓国という国の役者を活かすセンスは、決して安く見てはいけない。いや、我が国は大いに参考にすべき試行錯誤と、役者への強い愛着がある。
ヒロインが体を張って戦うモンスターパニック映画
ポスターでみたとおり、宇多田ヒカル似のヒロイン・ヘジュン役のハ・ジウォンがエイリアンのリプリーのように体を張って戦うモンスターパニック映画。 日本のように巨大着ぐるみ怪獣に思い入れのない韓国映画では、「グエムル漢江の怪物」や「Dウォーズ」などモンスターはCGで造られる。今回はハリウッドの手を借りずオール韓国産の3D・CGらしい。 日韓共同開発区域の九州西の海上に浮かぶ石油試掘のための巨大構造物。日本の映画「海猿」でも舞台となったが、構造物内部の至る所が撮影に使われているので、実際に一部はロケをしたものだと思った。でも、それはすべてCGとセットで作られたもの。韓国のCG技術は侮れない。 出てくるモンスターは、ターミネーターのようにしぶとくて最後まで楽しめる安っぽさのないB級モンスター映画です。 韓国では大ヒットしたという。見た劇場は2D上映しかなかったが、モンスターが飛び出してくるところなど、アトラクションのように楽しめる3Dで見られなかったのが残念。
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