彼とわたしの漂流日記のレビュー・感想・評価
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韓国映画の掘り出し物的作品。
人物、映像、音楽すべてほぼ完璧に近い。
あり得ないけどあり得そうな設定も最高。
韓国でしか作ることができない作品。
ギャグも社会風刺も効いていて飽きずに観られる。
気になる人に片っ端からDVD貸してまわりたい。
☆☆☆★★★ ※ 鑑賞直後のメモから 大都会とゆう無人島に流れ着い...
☆☆☆★★★
※ 鑑賞直後のメモから
大都会とゆう無人島に流れ着いた2人の男女の漂流記。
H E L P から H E L L O へ
男には《希望》とゆう2文字が、人生から徐々に失われて行った。
女の人生には《希望》とゆう言葉の定義すら、これまでの人生に於いて存在すらしていなかった。
「死ぬ事はいつでも出来る!」
必死に生き抜く選択を選んだ男にあるヒントを教えてくれたのは…。
鳥のウ◯コだった!
彼は鳥の◯ン◯から《希望》を見出し、それを集めて固める事から新たなる人生を作り始める。
女には男が求める〝希望の基〟を、カロリーが少ないからと毎日食べていた。
お互いに社会からは既に《死んでいる》存在だが、「ここで生きる」選択をする男に対して。社会から逃げ回り、全てを虚飾でごまかし生きて来た女。
そんな女ではあったが。男の姿を観察して行くに従って徐々に〝生きる〟意味を知って行く。
女から男に対して送られて来た〝希望〟
しかし男は…。
全てを一から生み出す男。今やっと〝希望〟とゆう2文字をじっくりと噛み締める。
観ていて思わず目頭が熱くなる場面でした。
…………って言うか、警察に電話しろよ!って話ですけどね(怒)
まあ、その辺りに関しては。HELPがHELLOに変化した時点で、一応の決着を生んでいるし。女には男を見守る事しか出来ない理由があった。でも本当はそれではいけない。自分自身でも、それが分かっていながらどうしても出来なかった。
人間としての〝生きる決意〟を男によって教えられる。
春と秋の2回だけ、この大都会が女の好きな《月の国》になる。
太陽の光を浴びるのを怖がった女だったのだが。月の灯りとの会話ならば毎日やっている事。
今やっと女は、人間として戻って来る事が出来た。
これは、もう1つ違った意味での『ジョンとメリー』のお話。
わたしにも明日に繋がる〝希望〟が欲しいから、取り敢えずはジャージャー麺を食べてみようかな!…と、思わせてくれる映画でした(笑)
2010年7月1日 新宿バルト9/スクリーン1
めちゃくちゃ良かった。
完全に見落としてました。
確か当時この作品が良いって聞いた事はあって、
題名を忘れてそのままになってたけど、
出会えて観れて本当に良かったと思う。
まずリアリティとフィクションのバランスが好み。
漂流して漢江の島にたどり着くのはリアリティがある、
そこでの生活もリアルで社会から見放された主人公が、
脱出したかったのに観光船から逃げてしまうのも
分かる気がする。
そして、それを見つけるヒロインの設定も
強引さがなくリアリティがある設定の上で
主人公を見つけるのも良かった。
なるほどなぁと唸るほどだったし、
自然な流れに話にグッと引き込まれた。
ジャージャー麺を届けるシーンは
そのバランスが崩れそうな危うさがあったけど、
それを口にしない主人公と希望を受け取るヒロインに
ギリギリのリアリティが保たれてて結果的に良かった。
コメディのバランスも良いし、
始まりとラストが半年後の同じ日というのも良かった。
自分のコンプレックスすらも忘れさせてヒロインを走らせる様に愛って偉大だなぁと思いました。
キム氏漂流記 (韓国のタイトル)
韓国語で観てからだいぶ経ってまた観た。
面白かった事だけは覚えていたけど、忘れている所が沢山あった。やはり字幕がないとダメね^^;
それとイ・ギュヒョンさんが声だけで参加していると言う記事を見たので、それいったいどこに?電話の向こうの声なんだろな。
軽いような深いような、バランスがなんとも微妙な映画…ちょっと…深いかな。
チョンジェヨン
なかなかもどかしい展開なので、かったるさは否めないけれど、年に一度の防空訓練?のネタが効いている。どちらかというと、引きこもり少女よりも、漂流したサラリーマン多めなので、そのあたりもかったるいかも。
人生を変える一作。
設定がありえないんだけど、リアリティと説得力がある。この脚本は大傑作です。
自殺しようとした男が橋から身を投げる。しかし、死に切れず漂着した場所が橋のたもとにある大きめの中州。眼前には高層ビルが建ち並ぶ大都会。都会の無人島なのだ。泳げば着きそうな距離だが男は泳げず、そのまま諦め、エセ無人島生活を送るはめになる。かなりリアルな描写があり、汚ないシーンもあるが、どうか見続けて欲しい。
もはや、設定がギャグである(笑)これだけで出落ち丸出しだが、それだけでは終わらないのが、この映画の凄いとこだ。
その男を高層マンションに住む引きこもりの少女が、望遠カメラで発見する。出会うはずのない二人が出会う。それがすっげーリアルなの(笑)
実は、少女も、ある種人間社会とは孤立した無人島生活を送っていた。彼女の行動範囲は部屋の中だけ。インターネットの中では違う人間を演じて、自分を偽っていた。まさしく等身大の現代人。
その少女と原始人にカムバックした男が少しずつリンクしていく。少女は男を観察し続ける。男の生命力に彼女はいつしか惹かれていくのであった。
この作品は現代を生きる人間に“生きる意味”を問う作品になっている。生きるって何か?人間の本来の正しい姿とは?この映画を見た後、そう考えずにはいられなくなりました。
ここから本編のネタバレ有りです。見たくない人は見ないで。
もおね、少女が男に手紙を出すシーンは、その勇気に感動。
男がジャージャー麺を食うシーンは、本当、希望の向こう側を見た!
ラストで二人が出会うシーンは、運命、奇跡を超越した、人類の一歩。男と女の間に生まれた恋愛感情というより、深い人間愛を感じた。そう、これが“人間”なんだ。って思えたら、幸せな気分になりました。
ぜひこの映画をたくさんの人に見て欲しい。きっと人生を変える一作になるはずです!
贅沢な胸キュン映画!
アヒルのビジュアルに惹かれてフラリと観たら、、、
社会風刺もロマンスも冒険も盛り込まれた、
主人公2人と共に一喜一憂してしまう良質なバーチャル体験映画だった!
ハラハラドキドキ、涙あり笑いありの贅沢さ。
そして最後にはホンワカとした何かが残ります。
「明けない夜はない」という名言を思い出しました。
ただし、話が転がり出すまでの前半は少々我慢が必要。
シモの描写にドン引きしても退席せぬようお願い申す。
そこを越えれば、あとはグイグイ引き込まれます。
とにかく主人公の”わたし”の行動がホホエマしく、
随所でニンマリしてしまうので、
できれば予告編を見ずにダイレクト鑑賞をおススメしたい。
世にはびこる、どこからが本物の目かわかんないケバ女子を見慣れている我らに、
チョン・リュウォンのすっぴんぶりは新鮮にうつり和みます。
たくさんの人に観てほしいので、ネタバレはナシとしたいが、
観たらある食べ物が無性に食べたくなります。
そして劇中に1人、特筆すべきキーパーソンがいます。
あなたの目で是非確かめて下さい。
(ネタバレありVer.は自身のHPに掲載中)
油断できない快作
前半のゆるいギャグで笑っていたら、
後半は意外にのめり込んで観てしまいました。
飽きさせないし、映像も綺麗だし、音楽もなかなか
雰囲気があっていいです。見終わった後に気持ちよく
映画館を出られる良い映画だと思います。
その意味で上映館が少ないのが残念です。
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