☆☆☆★★★
※ 鑑賞直後のメモから
大都会とゆう無人島に流れ着いた2人の男女の漂流記。
H E L P から H E L L O へ
男には《希望》とゆう2文字が、人生から徐々に失われて行った。
女の人生には《希望》とゆう言葉の定義すら、これまでの人生に於いて存在すらしていなかった。
「死ぬ事はいつでも出来る!」
必死に生き抜く選択を選んだ男にあるヒントを教えてくれたのは…。
鳥のウ◯コだった!
彼は鳥の◯ン◯から《希望》を見出し、それを集めて固める事から新たなる人生を作り始める。
女には男が求める〝希望の基〟を、カロリーが少ないからと毎日食べていた。
お互いに社会からは既に《死んでいる》存在だが、「ここで生きる」選択をする男に対して。社会から逃げ回り、全てを虚飾でごまかし生きて来た女。
そんな女ではあったが。男の姿を観察して行くに従って徐々に〝生きる〟意味を知って行く。
女から男に対して送られて来た〝希望〟
しかし男は…。
全てを一から生み出す男。今やっと〝希望〟とゆう2文字をじっくりと噛み締める。
観ていて思わず目頭が熱くなる場面でした。
…………って言うか、警察に電話しろよ!って話ですけどね(怒)
まあ、その辺りに関しては。HELPがHELLOに変化した時点で、一応の決着を生んでいるし。女には男を見守る事しか出来ない理由があった。でも本当はそれではいけない。自分自身でも、それが分かっていながらどうしても出来なかった。
人間としての〝生きる決意〟を男によって教えられる。
春と秋の2回だけ、この大都会が女の好きな《月の国》になる。
太陽の光を浴びるのを怖がった女だったのだが。月の灯りとの会話ならば毎日やっている事。
今やっと女は、人間として戻って来る事が出来た。
これは、もう1つ違った意味での『ジョンとメリー』のお話。
わたしにも明日に繋がる〝希望〟が欲しいから、取り敢えずはジャージャー麺を食べてみようかな!…と、思わせてくれる映画でした(笑)
2010年7月1日 新宿バルト9/スクリーン1