「ゆっさゆっさ」プリンセス トヨトミ 星なれさんの映画レビュー(感想・評価)
ゆっさゆっさ
演技に定評のある役者陣を揃えてこの映画、というのは
ひとえに監督・脚本家の責任だ。
TVドラマ1クールにしておけば、このような醜態を晒すことはなかった
のではないだろうかと悔やまれる。
(予算的に無理かもしれないが。)
演技のおぼつかない役者が一人いるだけで興をそがれてしまう。
クランクイン前に徹底的に鍛えるか心を鬼にして納得いくまで
やり直しすべき。これで納得してOKを出したのだとすればそれ
も監督の責任。撮影の最後で化けたとしてもその過程を見て悦
に入るのは制作者だけ。観客には必要のないものです。
映画にのめり込ませるのを阻害している点がもう一つ。
多数参加したというボランティアエキストラに配慮したのか、
エキストラ出演シーンと思われる場面で、見せたいところが何なのか、
意図がハッキリしないものが多すぎる。
「せっかく出てもらったんだからエキストラが喜ぶようにいっぱ
い尺とって顔もばっちり映さないとなあ」そうじゃないでしょう?
大阪人に呑まれたんですか?
鈴木監督は優しい人なんですね。
というわけで、観終わった後に残ったのは
ゆっさゆっさ
だけでした。
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