「羽柴姓の方はほとんどが何らかの形で秀吉に繋がってると聞いたことがあります」プリンセス トヨトミ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
羽柴姓の方はほとんどが何らかの形で秀吉に繋がってると聞いたことがあります
切れ者の副長・松平(堤)、ミラクルの異名を持つ鳥居(綾瀬)、ハーフである旭ゲンズブール(岡田)の3人。ゲンズブールネタで笑わせるだけの映画かと思っていたら、意外な方向へと展開してゆく。
なぜか引き込まれない序盤。断絶されたはずの豊臣家の子孫を守るという、奇想天外な発想は面白いのだが、映画としてのテンポが悪いのだ。『マルサの女』のように胸がすくような華麗な調査を行うのならいいのに・・・また、大阪のおばちゃんネタで笑わすくらいなら、その方向でガンガンいってくれてもいい。どことなく東京人が作った感も否めない。
長曽我部(笹野孝史)が館長を務めるOJOの博物館の地下には豊臣家の国松を逃がしたとされる秘密通路があって、その奥には大坂国の国会議事堂があった。明治維新の際、財政難の政府軍に対しては秘密の契約があり、大坂国に毎年援助されているという事実。お好み焼き屋のおっちゃん真田(中井貴一)が総理大臣だ。そしてボーイッシュな少女・橋場茶子(沢木ルカ)が豊臣の末裔。なぜか羽柴じゃないんだな。
結局は、大坂国の男は末裔であるプリンセスを守るため、事実を父から子へと伝えられる。そんな父と子の絆をテーマにした内容に終わってる。5億円という国の補助金を継続させるために・・・。松平の父親が大坂人だったこともストーリーに活かしきれてないし、ゲンズブールの存在価値もわからない。綾瀬はるかの巨乳揺れが若干ある程度で、彼女のミラクルぶりも面白くなかった。
今晩は
今作、久しぶりに観たのですが、万城目氏の奇想天外な歴史設定が面白くて、初見時に嵌りましたね。
最近、万城目氏の原作映画が公開されませんが(私が一番好きなのは、「鴨川ホルモー」ちょっと、残念だったのは「偉大なる、しゅららぼん・・」かな。)
「鹿男あをによし」を映画化してくれないかな、と思っています。では。
今晩は・・。師匠。
”綾瀬はるかの巨乳揺れが若干ある程度で、彼女のミラクルぶりも面白くなかった・・。”
綾瀬はるかさんがお好きなんですね・・。
これは、レビューには書きませんでしたが、私は万城目氏とは面着はありませんが、うすーい関係性がある事も、高評価に繋がっている事は否めません・・。では。