「体当たりの演技に拍手!」岳 ガク shikahikoさんの映画レビュー(感想・評価)
体当たりの演技に拍手!
失礼ながらあまり期待して行かなかったのが良かったのか(^^;思いのほか良いシャシンに仕上がっていました。
原作が漫画なので、ある程度の誇張は大目に見て、三歩には羽があるのか?とか、遭難者の居場所を嗅ぎわける特殊な嗅覚があるのか?とかいったことは考えず、小栗旬、長澤まさみの体当たりの演技に惜しみない拍手を送りたいですね。自身が本物の山屋でもある市毛良枝の、飾らぬ存在感も良かったですね。
そして日々50キロ近い機材を持って山に登り、山の美しさと厳しさを丁寧に撮影したスタッフに鳴りやまぬ拍手を送ります。
今年の大型連休には、まさに彼らの縄張りである北アルプスを含む長野県内での山岳遭難事故は、過去10年間で最悪。
小栗旬君が映画のパンフレットの中で「今、山への登る人が増えていますが、街中と違い不測の事態が起こりやすい状況なので、装備や知識を身につけてから登ってほしいと思います」と言っていますが、まさに同感です。
流石に今回の撮影のために、体感気温マイナス25度の猛吹雪の中で、八ヶ岳・硫黄岳を登った人の言葉ですね。
しかし、いつも眺めている爺ガ岳や鹿島槍ヶ岳を映画館の銀幕で観ると、更に壮麗さが増して見えますね。今年も登りたいなo(^-^)o
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