アヒルの子のレビュー・感想・評価
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私の不幸自慢
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監督自らが被写体による《私の不幸自慢》
“怨みはらさで於くべきか”
いや〜参ったね!今まで沢山の映画を観て来たけれど、これほどハチャメチャな内容のドキュメンタリー映画は、それこそ初めて観たかも。家族に対する怨みつらみの数々には、「どうしたら良いんだよ〜これ〜!」と思わずにはいられない。
前半は完全に針の筵。もうどうしたら良いのか?さっぱり解らないまま過ぎて行く。
前半☆★★
いよいよ両親に対して積年の怨みをぶつける、その時。
ひょっとしたら今この瞬間に、本物の殺人が起こり行く可能性が有る事に気が付く。何だか途端にドキドキして来た。
ここで話題に挙がるのが、○○会とゆうコミューン。鑑賞後にネットで調べたら、色々と有る団体の様で…。
まぁ、それはそれとして。この後半は自分探しの内容に変わり、それまでが目も当てられない内容だった事も在って、急激に面白くなって来た。
映画の最初から最後まで泣き捲る本人。絶対に傍にいたら鬱陶しい事間違い無いのだが、その思いが解らない訳では無い。でもやっぱり変な映画だわ!
後半☆☆☆★★
上映終了後に、監督本人による挨拶有り。
それまで、スクリーンで「死んでやる!」だの、「私はお父さんお母さんに捨てられた!」…等、散々泣き顔を曝して来た本人が、今この瞬間目の前に立っている。
う〜ん!映画って不思議だ!!
長男立場無し。
(2010年5月30日ポレポレ東中野)
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