ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊のレビュー・感想・評価
全9件を表示
This is our last dance. コウテイペンギン・エフェクトが世界を繋ぐ。
踊るペンギン、マンブルの活躍を描くアニマル・ミュージカルアニメ映画『ハッピー・フィート』の続編。
地球温暖化の影響で氷床が崩れ、コウテイペンギンたちの住むエンペラー帝国が陸の孤島と化してしまう。
偶然国の外にいたマンブルとその息子エリックは、仲間のペンギンたちを救おうと努力するのだが…。
監督/脚本/製作はジョージ・ミラー。
○キャスト
マンブル…イライジャ・ウッド。
ラモン/ラブレイス…ロビン・ウィリアムズ。
新たなキャストとして、自我に目覚めたオキアミのウィルを演じるのは『セブン』『オーシャンズ』シリーズの、名優ブラッド・ピット。
ウィルの相棒、ビルを演じるのは『オーシャンズ』シリーズや『ボーン』シリーズの、名優マット・デイモン。
なおラモン/ラブレイスの日本語吹き替えは前作ではブラザートムが担当していたが、本作では『魔女の宅急便』『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの山寺宏一に変更されている。
まず、映画そのものの内容とは違うところに文句を一つ。
日本語吹き替えの声優が『1』と全っ然違うっ!!
主人公マンブルやラモン/ラブレイスなどの主要キャストの声がガラリと変わってしまっており、とっても違和感を覚えた。
マンブルの声優について、初めは「あっそっか。手越くんだからか…」なんて思ったが、手越くんはこの映画公開時はまだ不祥事を起こしてない。
ラモン/ラブレイスの声優について、初めは「あっそっか。ブラザートムだからか…」なんて思ったが、ブラザートムはこの映画公開時はまだ不祥事を起こしていない。
…なんかスキャンダラスなキャスティングだな💦
手越祐也→劇団ひとり、ブラザートム→山寺宏一に変更。まぁ劇ピンも山ちゃんも上手かったんだけど、こっちは旧キャストに耳が慣れちゃってるわけだから、上手いとか下手とか関係なくノイズになってしまう。
一番許せなかったのはマンブルの妻グローリア。園崎未恵さんからクリスタル・ケイに変わったわけだが、これがド下手っ!!もうどうしても耐えられなくって、途中で音声を英語に切り替えちゃいました。
グローリアに関しては本家の方でもブリタニー・マーフィからP!nkに変わっているわけだが、これはブリタニーが2009年に亡くなってしまったから。別に日本語吹き替えは変えなくても良いわけです。
前作の日本語版は芸能人吹き替えもかなりハマっていてなかなかにクオリティが高い出来だったのだが、今回はダメダメ。
ブラピ&マット・デイモンのコンビが演じていたウィルとビルをバナナマンに吹き替えさせるというのもセンスがなさすぎ😮💨『オーシャンズ』シリーズで共演している超一流俳優の2人が、生態系の最底辺であるオキアミを演じているというのがミソなのに…。
ブラピとデイモンの声は彼らの吹き替えを多く担当している堀内賢雄&平田広明コンビに任せておけばよかったと思うし、もし芸能人に吹き替えさせたいのならば原語版のキャスティング意図を汲み取って、竹野内豊&反町隆史とか舘ひろし&柴田恭兵とか、「おっ!まさかあのコンビを復活させるとは…」と観客が驚くくらいのアンサンブルを見せて欲しかった。
いや本当に今回の吹き替え版は最低だった…🌀
前作を吹き替えで観た人ほど今回は字幕で鑑賞することをオススメします。
ここから映画本編に話を移しますが、うーん…。これはガッカリ続編の部類に属する映画かも。
退屈で堪らん、という訳ではないんだけど、別に作らなくっても良かったんじゃない?という気持ちは終始拭えず。
そもそも、マンブルは『1』ですでに英雄的な存在にまで成長しきってしまっている。双六でいえば上がりの状態。つまりマンブル自体にはもう語るべき物語は残っていないのです。
そこで今回、新たなキャラクターとしてマンブルの息子エリックを投入。エリックは踊ることに興味を示さず、その代わりに空を飛ぶことを夢見る雛。本作ではマンブルとエリックの確執、成長そして和解という父と子のドラマが展開していく。
…なんだけど、ぶっちゃけそこがあんまり上手く描けていない。エリックの空への憧れがどうなったのか結局曖昧なまま終わっちゃったので、父と子が本当に理解し合えたのかどうかがイマイチ伝わってこない。
クライマックス。ペンギン&ゾウアザラシ&オキアミといった南極オールスターズによる大協奏は確かにアガる。
演奏する楽曲もクイーン&ボウイによる超名曲「アンダー・プレッシャー」で、ここは素直に「いやー、今日は良いもん観たなー!😆」なんて思える出来な訳なんだけど、ド派手なパレードで誤魔化すことによってマンブルとエリックのドラマを描き切ることを放棄してしまった感は否めず。
モチモチっとしたエリックはとても可愛らしかったので、いっそのこと彼を主役にしてしまって、父子の物語ではなく少年が自分のアイデンティティーを獲得するまでの物語にした方が、映画に纏まりが出たんじゃないかなぁ…。
オキアミの物語をちょこちょこ挿入していたが、あれがマンブルの物語と繋がっておらず、ただの賑やかし以上の効果を発揮出来ていなかったのもうーんなポイント。
バタフライ・エフェクトならぬコウテイペンギン・エフェクトがオキアミをも動かした。いずれ人間にも届くかも…、という希望を描いているのかもしれないが、それならクライマックスにはあの南極調査中の人間たちにも加わって欲しかった。せっかくギターを持ってたんだから、最後はブライアン・メイばりのテクニックを披露してくれよ!!🎸⚡️
地球温暖化などの環境問題について描きたかったのはわかるのだが、それが上手く物語とコミットしておらず、チグハグな感じを覚えてしまった。
ジョージ・ミラーには是非とも『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994)を観ていただいて、アニメで環境問題×動物を描く際のコツのようなものを学んでいって欲しい。
クイーンの曲がここでも
オープニングは「リズムネイション」でいきなり魅せる。 家出といっても父親マンブル、友達2人と一緒のエリック。空を飛ぶことに憧れを抱くが、そんな折、皇帝ランドの方で氷山がぶつかり、一族の住居が崩落、地盤沈下してしまう。彼らはもう穴から出られないのか?という展開。 カモメの大群に襲われそうになったときに、ボーが呼びに行ったアデリーペンギンの一群に助けてもらう。途中で人間も呼びに行ったが、あまり役に立たなかったみたい(笑)。最後は、途中で助けた象アザラシに協力要請。みんなで足踏みして氷の壁を倒すという作戦だ。 それにしてもクイーンの曲が好きなんだな~大事なところで2曲(1ではSomebody to Love、2ではUnder Pressure、We are the Champions)。 ウィル(ブラット・ピット)とビリーのオキアミ2匹が最初から最後までお遊びみたいな形で登場するが、最後の一押しにも貢献。ブラピの歌も聞ける。
歌って踊って楽しいけど…
歌って踊るペンギンCGアニメの第2弾。 前作の主“ペンギン”公マンブルに息子エリックが誕生。しかしエリックは歌もダンスも苦手。そんな時、巨大氷が住処のエンペラーランドごと仲間たちを閉じ込めてしまう。唯一助かったマンブルとエリックは、仲間たちを助けようと奔走する。 今回もペンギンたちが踊る、踊る、踊る。歌う、歌う、歌う。 自由自在なカメラワークやリアルで美しい氷の世界の映像は圧巻。 可愛い子ペンギンからノリのイイ別種のペンギン、存在感たっぷりのゾウアザラシにちっちゃなオキアミ…登場キャラクターも個性的。 純粋に楽しめる分にはイイ。 だけど、前作と比べるとインパクト不足。 前作はペンギンたちが歌って踊る楽しいだけのアニメかと思ったら、環境問題や実写の人間も登場したりして、意表をついた展開やシリアスなテーマが衝撃的でもあったが、本作ではそれらはかなり抑え気味。 家族や仲間の絆を全面に押し出してハートフルな作風にしているものの、全体的に陽気で明るいのが“軽く”感じてしまい、前作ほど印象に残らない。 それと、オキアミのエピソードは蛇足じゃ…? ちょっと残念な続編だった。
なんか真面目すぎてアニメらしい面白みがない
前作は歌って踊るペンギン見たさに映画館に足を運んだが、あろうことか予告篇にもない環境問題に発展。しかも実写の人間まで出てきて興ざめだった。 そのため続編は映画館には行かず、レンタルのBlu-rayでチェック。 前作ほど環境問題に触れることはなく、人間も出てくるが許せる範囲内だ。 ストーリーは、南極の動物たちが助け合うという単純明快な内容で、小さな小さなオキアミ1匹の力も馬鹿にならないという教えもあってまずまず。 ただ、視覚的に訴えるものは前作と変わらず、大きな進化がない。ピクサーの「カーズ」やドリームワークスの「カンフーパンダ」のように、続編がスケールアップしたり予想を超えた新たな展開といったものがない。 マンブルの息子で歌も踊りも苦手で引っ込み思案だったエリックが、ゾウアザラシのブライアンに切々と歌い上げる『エリックのオペラ』はグッとくる。というか、上手すぎだろ!
映像に感動です!
まずは、映像の美しさに感動しました。 動物達の毛の一本一本まで丁寧に描かれフワフワ感が良かったです。 水や氷も美しく描かれてました。 なんといっても、オキアミ君たちは最高に綺麗でしたね! 内容は、前作に負けず劣らずのミュージカルタッチで軽快にどんどん進み、楽しませてくれます。 人間も出てきますが、これは実写???.....と、思うくらいです....違和感がなく、溶け込んでますね! 「なんで、こっちに来たのぅ?」 「君のいないあっちにいて長生きするより、短くともこっちで君と一緒にいたい....。」 感動ですね!......何の関係もないところでストーリが展開していたオキアミ君達....最後は、役に立っていたね!
そもそもの設定に難有り
わざわざ3Dの字幕を見に行きました。
基本的に子供向けの映画ですが、大人でも退屈しないように名曲を歌わせてるんだろうなーと思いながら観てました。
まあ確かにペンギンはかわいいんだけど、ストーリーに深みが全くない。
結局、氷山ができました→歌って踊って氷山を叩き壊しました→無事海への道が確保できました→おわり、ていうだけで2時間というのはやはり尺が持たないと言わざるを得ない。途中オキアミの話もあんまりいらないような気がするし。
やっぱ、子供向けですね。
歌声だけでも。
こないだのジョニデのカメレオン映画は字幕版でかけたのに、
こういうのは吹き替えオンリー(ではないようだけど)なのねぇ~。
どうなんだろう、だってミュージカルですよ、ペンギンだけど^^;
せめて歌声だけでも原版で聴きたかった気がしますけどねぇぇ。
苦肉の策でクリスタル・ケイ入れてるけど(汗)台詞が棒読みだし。
難しいですね、こういうキャスティングというのは。
劇団ひとり、福くん、べつに悪くないんですけどね。
でもオキアミのバナナマンが一番上手かったかな~掛合いが。
しかし前作がアカデミー賞…えっ?カーズを押さえて?(失礼^^;)
ペンギンがダンスを踊るっていう斬新な設定は覚えているけど、
内容は…普通だった気がしたけどなぁ…なんて思い出しながら…
悪くはないんだけど、結局、そういう話の作品でしたね、これもv
でもマンブルって、あの顔のまんまなのね^^;成長しても。。
彼とグローリアの間に生まれた息子エリックはダンスがイマイチ。
ペンギンにも優劣性遺伝とか、あるんでしょうか。難しいのね~。
皆にバカにされ仲間と家出したエリックは、空を飛べるペンギン?
スヴェンに魅了され、いつか自分も空を飛びたいと思うようになる。
しかし南極の氷が溶け氷山が滑落、彼らの住家が危機にさらされ
ついにマンブルは一計を講ずるのだったが…
なかなかハイスピードの映像に、美しい氷の紋様と積雪の細かさ、
さすがに映像美は大したもので、歌とダンスが前作よりも劣る分を
カバーしているようだった。人間とてペンギンとて、得手不得手は
存在するもの、勇気を出して力を合わせて、ここぞ!という時には
その力を発揮すればいいのだ!と高らかに謳い上げている作品。
(3Dはいいから字幕版で1スクリーン、オトナ向けにお願いします)
全9件を表示