「ヤンキーVシネマ」ザ・タウン しんざんさんの映画レビュー(感想・評価)
ヤンキーVシネマ
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アメリカじゃ、ベン・アフレックってすごい人なんでしょ。
でもこの人のこの映画の感じって、オレたち日本人にとっても懐かしい作風になってる。
悪党が惚れたオンナのため、足を洗い街から逃れようとする。
しかし「ヒート」や「カリートの道」などと違い、主人公はこれまでの悪行をすっかり街のせいにして、やんちゃなまんま、トンズラできているところなど、ヤンキーVシネマのノリである。(ヤクザではない)
いいねえ。
また「街のせい」に、というのがミソで、「オレたちが悪党なのは、町が悪いからなんだ」という主張をすっごい正面から主人公は訴える。ほんっとヤンキーVシネマのノリである。
いいねえ。
演じるアフレックは「頭の切れる男」らしく、ウマ面でも説得力が多少あるほど、まわりはほかがバカ面ばかり。
いいねえ。
一方絵については、劇中結構観光映画ぽくもあり、街自体に不快感をおぼえない気遣いもあったりする。
ストーリーはとことんやんちゃだが、絵についてはなかなか大人である。
悪党がしれっと普通の恋に憧れるって、俳優ならみんな演じてみたいんだろうなというのがすごく伝わる映画。
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