「短歌を一首『覆面(マスク)脱ぎ 晴天遠く 愛に撃つ 懺悔と希望 包囲する街』by全竜」ザ・タウン 全竜さんの映画レビュー(感想・評価)
短歌を一首『覆面(マスク)脱ぎ 晴天遠く 愛に撃つ 懺悔と希望 包囲する街』by全竜
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ベン・アフレック自身はとても温和で、女性にも紳士的に振る舞う優しい男である。
しかし、銀行を襲撃し、銃をぶっ放す事でしか生き甲斐を見いだせない悲しい男でもある。
彼の背負った影の重みを目の当たりにした時
「いかに本人が変革したくても周りの地域や環境が協力してくれなきゃ、難しいんやな…」
と、人間が孤独を恋しがる構造が解った気がした。
その一線を飛び越える勇気が大切なんやろなぁ…。
まあ、銀行強盗やりまくれるなら、相当勇気ある男やろ!というツッコミは敢えてしない。
オチが寛大すぎたのが、残念やったけど、これからの自分を見つめ直す良い機会になった映画やったと思う。
地元・由比に悶々と居続けている我が身と主人公を照らし合わせると胸が痛い冬の帰り道であった。
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