劇場公開日 2011年2月5日

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「長編小説のような・*★。」ザ・タウン Blueさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5長編小説のような・*★。

2010年9月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

興奮

夢中になれる ストーリーと演出、監督ベン・アフレック 万歳!
初めてポスターを見たときに “恐い修道女”の顔が写ってて 「ホラーか、やめとこ…」と思ったのですが、プレビューを観て それがマスクで “銀行強盗のお話”だと知り 観に行きました。

全米一、銀行強盗発生率の高い街 ボストン・チャールズタウン。 そこで育ったダグ(アフレック)は 当然のように強盗を生業として 暮らしていた。 だがある日、強盗に入った銀行の行員クレアに 一目惚れをしてしまう。 そんなダグに FBIの捜査の手が迫る…… (作品情報より 抜粋)

内容は至ってありがちな、そして 「ハッピーエンドはないな…」と思わせる おもたい雰囲気を漂わせていましたが 実際の作品は 手に汗握るシーンや、皆で顔を見合わせて笑っちゃう(みたいな)シーンなど バラエティにとんでいて 最後まで飽きさせない。 これって 監督の力量だと思います☆☆☆

主演・監督を務めた ベン・アフレック。 全然好みじゃないけれど、良かったー! カッコよかったよー!! 役柄は 強盗やってる悪人・ダグで、そこは決して 魅力的ではないけれど 悪い人になりきれない・過去の悲しい出来事・心の葛藤・仲間への愛情・許されぬ恋などなど、抱えてること 盛りだくさんをすべて表現してくれた、すばらしい☆ (褒めすぎ?笑)

ダグの幼なじみ・ジェム役に ジェレミー・レナー。 『ハート・ロッカー』(私、観てないんですけど…)の演技が 素晴らしかったらしい彼。 今回は 『ハート…』とは打って変わって チャラいギャング、でも友人想いの ジェム。 良かったです。 優しい顔から 恐い(悪い)顔へガラッと変わる瞬間などは 「うわっ」って 声がもれてしまう衝撃 (必見)。

ダグが恋に落ちてしまう相手・クレア役に レベッカ・ホール。 ストーリーの上では 重要なのですが、ちょっと印象薄かったですね。。 ベンが配役したのかな? (奥さん・ジェニファー・ガーナーっぽかったし、笑)

ダグを追い詰めるFBI捜査官に ジョン・ハム。 この人も ちょっと“弱かった”かなぁ。。 脅し(ドス)が効いてない感が 残りました。

その他の皆さんも 素晴らしいサポートで 作品に貢献。 ダグの父ちゃん役に クリス・クーパー、『アメリカを売った男』に出てた 良い俳優さんです。 ダグを慕う女に ブレイク・ライブリー、超せくすぃー☆ 花やを営む男に、ピート・ポスルスウェイト。 ある意味 キー・パーソンです。

銀行強盗という エンディングが読めそうなお話を、まるで長編小説でも読んでいるように「その先が知りたい」と思わせるところが とても良かったです。 この映画を観て (悪い人たちが) 悪いアイデアを取り入れたりしなければいいなと 願いつつ、いろんな人に 評価してもらいたい作品だと 思いました。

***ちょっとネタバレ*****
内容はちがうけれど ジョニー・デップの 『Public Enemies』と似てるなぁって感じる部分、ちょこちょこありました。 チェキしてみてくださいね☆

Blue