「ベン・アフレックの男臭さ」ザ・タウン かせさんさんの映画レビュー(感想・評価)
ベン・アフレックの男臭さ
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マサチューセッツ州ボストン・チャールズタウン。
悪名高き、アメリカで最も銀行強盗の多い街。
主人公タグはかつては優秀なアイスホッケー選手だったが、父親の世話もしていた裏社会を牛耳るファーガスの要請で銀行強盗を生業としていた。
その日襲った銀行で、あわや包囲されそうになり、相棒のジェムが行員の女性クレアを人質に取り、かろうじて逃走する。
刑務所に収監されている父親、人を撃つことに躊躇すらしない仲間、未来の見えない犯罪者生活。
そんな現状に閉塞感を覚えていたある日、ダグはクレアと再会する。
バラクラバ(目出し帽)をかぶった強盗の一人とはバレなかったが、選手時代のダグを、アイスホッケーファンの彼女は覚えていた。
強盗仕事をこなしながら、ダグはクレアとの未来を模索するが、残酷を好むジェムにそれを見られてしまう。
FBIまで出動して即応体制を敷かれ、ダグたちの強盗チームは執拗なマークを受ける中、最大の仕事を計画する。
そのターゲットは——スタジアム。
頼れるアニキ、ベン・アフレック。
デカくて厳つくてリーゼントやオールバックが似合う、スーツ着させたらギャングにしか見えないベン・アフレック。
その魅力を全開にさせつつ、ジェム役のジェレミー・レナーも頭のおかしなギャングスタとして、ベンを食うほどの存在感を放っています。
特にレナーは、今までで一番の当たり役。
レベッカ・ホールやピート・ポスルスウェイト、ジョン・ハム といった配役もドンピシャの、骨太クライムアクションです。
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