「Sunny day. ジェレミー・レナーの悪役が光る犯罪ドラマ」ザ・タウン アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Sunny day. ジェレミー・レナーの悪役が光る犯罪ドラマ
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1人で勝手に「ジェレミー・レナー強化月間」の第三回は「ザ・タウン」です。なんとなくジェレミー・レナーの悪役って珍しいような気もしますがキレっぷりが光ってましたね!本作でアカデミー助演男優賞にノミネートされ、ジェレミー・レナーを語る上ではマストな作品と言えるでしょう。
本作はアメリカのボストンにあるチャールズタウンを舞台にしたドラマなのですが、ただでさえ犯罪の多そうなアメリカの中でも最も強盗が多い町ってなんだかスゴいですね。この原作の題名も「強盗こそ、われらが宿命」ってまたスゴい名前がついています。
本作ジェレミー・レナーも素晴らしかったのに加えベン・アフレックも見事でした。主演作も数多くあるベンアフですが、監督でも上手い俳優さんの1人なんですよね。思えば「グッド・ウィル・ハンティング」でアカデミー脚本賞取って有名になったんですし、作る方が向いてるのではないでしょうか?
強盗を家業としているグループだけあって完全犯罪っぷりは観てて面白かったです。カーチェイス、最後の銃撃戦と見所沢山でした。でもジェムの妹が裏切らなければ、最後も上手くいってたのでは?ってかFBI も末端のダグ達を追うより根本の原因である花屋(悪人役が良く似合うピート・ポスルスウェイト)をどうにかしろよ!っとツッコミも入れたくなります。
何処かに行きたかったダグ。ちゃんと復讐を果たせて良かった。何処にも行けなかったジェム。何処にも行けないジェムにとっては何処かしらあの結末を望んでいたように思えてなりません。更に裏切った末に兄を死なせてしまったクリスタは今後どうやって生きていくのでしょう?なかなか見応えのある骨太な作品でした。
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