「シリーズの曲がり角」インフェルノ 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
シリーズの曲がり角
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ネタバレあり。
『ダ・ヴィンチ・コード』、『天使と悪魔』に続く、ロバート・ラングトンシリーズの第三弾。
ラングトンシリーズは、イタリアや宗教を描くことが多く、少し難解に感じることが有るんですが、本作では今までに増して最初のうち難解に感じました。と言うとも、ラングトンが銃創を負って、記憶が混乱した上に、幻覚まで見てしまうので、今の出来事と、ラングトンの幻覚とが混ざって描かれているので面食らったと言うのが正直なところです。物語が進むに連れ、それも解消されていくんですが、最初はどうなることかと思いました。それと、誰が誰を追っているのか最初の内わかりにくく、それも難解に感じた要因の一つですね。
ラングトンと言えば、ツイードジャケットがトレードマークのはずですが、今回は普通のスーツで動いています。まぁ、そのスーツも、色々と意味があるんですけどね。
ラングトンシリーズは、ほんの数時間の出来事というのが多いですが、この作品もその例に漏れませんでした。この大活劇が、実はものの数時間の物語ということを改めて認識すると、ちょっと驚きです。国を跨いでいますからねぇ。
正直言うと、色々と突っ込みたい所はあります。特に最後のシーン。水中に爆弾を投下してから、携帯で起動するという設定のようだったけど、水は電波を通さないんだけど?この作品では、携帯の基地局を停止させたので爆弾は起動しなかったという事になっていますが、携帯基地局を停止しなくても、起動できないよ。
ラングトンシリーズ、きらいじゃないんだけど、なんか曲がり角に来たようなきがするのは、気のせいですか?
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