「良くも悪くもハリウッド映画」インフェルノ chaiさんの映画レビュー(感想・評価)
良くも悪くもハリウッド映画
ロバート・ラングドンシリーズの原作ではではない4作目にあたる『インフェルノ』だが原作の面白さはやはり昨今のハリウッド映画のトレンドであるめまぐるしく展開させて観客に考えさせるいとまを与えない感じの作りとなってる。ラングドンシリーズの歴史と謎解きの要素が薄くどちらかといえばアクションに重きを置いてるのは残念だし、原作のラストとは違う終わり方には原作者のメッセージが薄れてしまってる。
ただ原作でも思ったのだが『ダビンチコード』や『天使と悪魔』の様な面白さはやはり薄い。
『インフェルノ』の前に原作では『ロスト・シンボル』があるのだが映画化の話はあったが制作がストップされたままだ。こちらも映画化されれば今作以上の面白さだと思うのだが。
キャストのトム・ハンクスもだいぶ年を取りイメージが違ってきてる感も否めないが、そこはさずがの演技力と言えるのがこの映画の救い。
またイタリアやイスタンブールでのロケでとても美しい映像となってるのはとても嬉しい。
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