ジョニー・マッド・ドッグのレビュー・感想・評価
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恐ろしい映画だ!
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恐ろしい映画を観た!
とんでもない映画だ!
まるで本物の戦場に居る様な恐怖感を、最後まで味あわされた!
作品中には、はっきりとした説明はなされていないが、どうやらリベリア紛争をモデルにしているらしい。
ニュース映像に於いて、時々幼い子供がライフルを持っている映像が映る時が有り、衝撃を受ける時が有る。
この映画は、まさにその衝撃を疑似体験させられる事になる。
オープニングからして恐ろしいのだが、作品全編で何の疑問も持たず…と言うか、明らかに勝手な解釈であれこれと理由を付けては、好き勝手に人間を虫けらの様に射殺する幼い少年兵達。
カメラは絶えず彼等の中に潜り込み、観客は否応無しにその場の目撃者となるのだ!
ジョニー・マッド・ドッグと呼ばれる、幼い少年兵がリーダーの居る小隊が中心となって描かれて行く。
それと同時に幼い弟と生き別れ、障害を持つ父親を連れて逃げ惑う少女の姿が平行して描かれ、最後に交じり合う。
分別が分からない子供だけに、その恐ろしさは危険な大人の遥か数十倍にも増している気がする。
世間知らずの恐ろしさには凄まじいモノが有ると思える。完全に1人1人が殺人マシーンと化しているのだから…。
最後がまた観客の想像を膨らませる終わり方で、観終わって暫くの間、放心状態に陥ってしまった。
(2010年5月1日シアターN渋谷/シアター2)
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どんどん溜まるフラストレーション
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全編通して行われる残虐非道な少年達の振る舞いに、少々食傷気味になる。
「戦争ってよくない!」って気持ちになるが、最後まで何の救いも無く絶望の内に終わる。
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