劇場公開日 2010年10月16日

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「よくこんな台詞を言ったなあ。」エクスペンダブルズ とみいじょんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5よくこんな台詞を言ったなあ。

2021年3月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

受けた仕事はきっちりこなす。皆プロですねえ。
 例えば、リー氏が小物扱いされているのに、ちゃんと小物演じているよお!!!本当だったら主役で一枚看板はれる方なのに、あの扱いに甘んじるんだあ。末っ子おみそ、みたいな立ち位置で笑いと家族的な、ガキ大将グループのような雰囲気をちゃんと作りだして映画の味わいに花添えている。自分が、自分がと自己主張するんじゃない。映画が面白くなる為ならあえてそういう役もきっちりこなす。大人だなあ。(報酬は他のメンバーの半分とか言っていたけどなんで?)

ロークの台詞も臭いこと。時間が立ち過ぎて腐っているんじゃないかと思いました。これって、本当はスタローン氏が言いたかった台詞だよね。でも、主役が言ってしまうと、自分に酔っているの丸出しなので、ローク氏に言ってもらった的な。

宣伝では、シュワ氏とブルース氏との共演とうたっていたけど、あれだけ?

女性の描き方もあの程度で、なんだよそれと思う。こんなに女心をわかっていないなんて。ついていく女はいるんかい?(いる設定の所がまた痛い)

チームのノリは男子寮? 首(かしら)に甘え切った年下男子。思春期男子のじゃれあいムービー。(おっさんばかりだけど)
中学や高校での文化祭用自主製作映画を観ている気分。
否、中年以上のおっさんばかりだから、この甘さをあえて表現できるのか。恥ずかしがらずに。

次々と破壊しまくるし、死人はたくさん出る。グロい場面一か所あるけどグロさをしつこく見せつけるわけではない。CG使ってはいない、生身をはったアクションの連続らしい。
火だるまになる場面もあるけど、流れから浮いていて、どりゃ頑張って見どころ作ったぞうといった感じ。
半端ない火薬量ですが、そこはプロ達のお仕事で、みんな死んだふりしているのがわかっているから、安心して破壊シーンを楽しめる。

大の大人がガチでやっている戦争ごっこ(笑)。
あ、でも敵方の設定が派手派手しいのに、まったく強さ・すごさを感じないので、”戦争”というより、”戦争”に名を借りた破壊ごっこ。

あ、でも無茶苦茶破壊願望に取りつかれた時に観るとすっきりします。

これがシリーズものになるんだ。
しかも、参加する役者が増えている~!!!
こういう大蔵ぞろえ総決算的な、幕の内弁当的なもの、皆好きなのね。

とみいじょん