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「キラキラしたヒースの魅力が全開! そして阪急電車関係の方にも観ていただきたい?」ヒース・レジャーの恋のからさわぎ めぐ吉さんの映画レビュー(感想・評価)
キラキラしたヒースの魅力が全開! そして阪急電車関係の方にも観ていただきたい?
今はなきヒース・レジャーの日本未公開作品の本作。
ところがこれが!!!
スターの宝庫として、素晴らしい作品でした。
ベースになっている話は、タイトルの『から騒ぎ』ではなく、
同じシェイクスピアでも『じゃじゃ馬ならし』。
それが、ちょっとクラシックな風貌のジュリア・スタイルズに合っているし、
舞台としている高校も、クラシックな校舎のあるステキなところを選んでいて上手いです。
しかし、何より素晴らしいのはやっぱりヒース!
スター性というのは、こうゆうのを言うのだな…と一目で納得です。
「いつまでも少年のような部分もありつつ、頼りがいがあって、
ワイルドだけど、他の人が気づかない女の子の心の傷を理解してくれる繊細さがあって、
常識にとらわれないけど、非常識じゃない男の子」…って
女子が描く無謀な理想そのままを演じて、ちゃんとリアリティがあるなんて!!
とゆうか、こんなゴタクを並べなくても、
この作品のヒースが ニカっと笑ったら、
オンナもオトコもみんな骨抜きで「ハイハイハイ」と言いなりになってしまうはず。
そのくらい、きらきらしたチャームに溢れています☆
そんな、陽な魅力溢れるヒースに対して、
陰の魅力を放っているのがジョセフ・ゴードン=レヴィット。
『(500)日のサマー』そして『インセプション』のカレです。
この頃から、小柄で内向的そうなルックスを活かして、
口うるさいパパでも「アイツならOK」と言いそうな
ナイーヴで純粋な好青年を演じています。
と、スターのキラキラした若い頃を楽しむだけでも十分…と思っていたら
ラスト近くで、主人公の妹・ビアンカの着ているタンクトップに目が釘付けに、、、
胸にデカデカと書いてあるのは
「阪急電車」
しかも、もっと近くによると「急行は早い…」とまで書いてあるじゃあありませんか??
いったい、どこでこんなTシャツを?
古着屋にでも出回っていたのでしょうか??
阪急電車関係の皆さまにも、ぜひ観ていただきたいものです。