「長らく待ちに待ったリブートとしては、期待を遥かに上回る上質な出来」ゴーストバスターズ ぐうたらさんの映画レビュー(感想・評価)
長らく待ちに待ったリブートとしては、期待を遥かに上回る上質な出来
これまでに様々な噂が飛び交い、またビル・マーレイの続編出演の可否をめぐって多くの人が右往左往したことも否めない。だが、最終的に旧キャスト陣がカメオ出演に回ることで本作は実に魅力的なリブートを切ることができた。メンバーが女性に変わった点も試みとして面白いし、「サタデー・ナイト・ライブ」で鳴らした芸達者コメディエンヌたちがメインを張っているのを見ても、この映画がいかに1984年版の精神に敬意を払ったものなのかがよくわかる。
ポール・フェイグ監督のタッチも相変わらずうまい。下品にならず、かといってお上品にも収まらない、ちょうどいい荒唐無稽ぶり。彼ならではのグッとくる女性の友情で描いている点も好感が持てる。ただ、かつてはアナログ感が満載だったゴーストや超常現象の数々が今回ほぼCGで描かれている点は評価が分かれるかも。84年版の着ぐるみマシュマロマンが懐かしく、愛おしく思えるのは筆者だけだろうか。
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