劇場公開日 2011年12月23日

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永遠の僕たちのレビュー・感想・評価

全22件中、1~20件目を表示

5.0笑顔

2023年8月16日
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加瀬亮が幽霊役で出てるっていうからイロモノかと思ってたけどなかなか良いバランスで成立してた。
ラストカットでげっそりする程泣きました。
人が死ぬという事は悲しい事だけじゃないですよね。

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omoro

5.0人生ベスト

2023年6月18日
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永遠の僕たち

やばい、やばいやばいやばい。やばすぎる。
どうしたんだ本当に。最初から最後までとんでもなく最高、どうしてこんな映画が作れるんだよ。マジで。

恋人の死を乗り越えると言うプロット。お話が最高にいい。いいとしか言いようがない…。

葬式巡りが趣味の男が、余命3か月の女性と恋に落ち、その女性の死を受け入れられない葛藤に苛まれながらも、恋人との時間を大切に過ごし、乗り越える話。

人の弱い部分が見えたか?
それは見えた。でも今回はそんなにデカくはなかったと思う。でもそうか、死を受け入れているようでやっぱり受け入れられないと言う心が弱さの葛藤になっているのか。

このお話を見て、物語の進行に関係ないような、でも絶対に必要なシーンがたくさんあったと思う。それは最後のシーンに繋がることなのだが。それを全く飽きさせずに魅せられてしまった。

まず冒頭音楽でイーノックのバスに乗っている視点から始まる。ここからまずよかった。
そして姉の存在。あの姉の存在がすごく際立っていた。最初は彼のことを認めていない。だからこそ、2人の奔放さが際立つ。若い2人と若くない姉。それぞれのキャラクターがしっかりと変化している。そのためだけにいるキャラクターなんていない。

カメラワークもフィンチャーを彷彿とさせる完璧なショットの連続。確実に好きな監督だ。

人生ベストに入る傑作。

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tyshi

5.0愛と理不尽とを繰り返して、ゆっくりと形象化していく物語

2023年4月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

不慮の事故で両親を亡くした少年と難病に侵され余命幾ばくもない少女の物語。

他人の葬式に勝手に出向くことで死そのものを茶化したい。自分の葬式の演出を愉快に考えることで笑い飛ばしたい。何も考えない振る舞いをすることでなかったことにしたい。

僕らはいつになったら死を受け入れることができるのだろうか。

これを読んでいる貴方も書いている僕もいつか死ぬ。必ず。地球上に存在する60億の人間のみならず、動物も植物も細菌も、あらゆる生命体はいつか必ず死ぬ。なのに、死はいつまでたっても抗いがたく受け入れがたい。

まして自我も未成熟なアーリーティーンであればなおさら。いつもは説明的な科白を排するガス・ヴァン・サントが、今作では10代の青々とした直接的な言葉をいくつか吐かせる。

それをお互いが真正面から受け止めざくりと傷つき途方に暮れる。だけど、その不器用で、馬鹿正直に真正面から捕える様に、僕らは、変に格好つけて大人ぶって散じてきた何かを見つけ共鳴する。

詰まるところ死は、どうやら愛と理不尽とを繰り返して、ゆっくりと形象化していく以外に術はなさそうである。

ガス・ヴァン・サント作品らしく、主演を務めたヘンリー・ホッパーが息をのむような美少年。調べてみると名優・デニス・ホッパーの4番目の奥さんとの息子だとか。

恋人役のミア・ワシコウスカも、死に翻弄されながら、生を迸らせるキュートな少女を見事に演じている。カミカゼ・加瀬亮も重要で、ともすれば醒めちゃうような役どころをきっちり演じきっている。

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えすけん

4.0【”死を敬い、生を尊ぶ”三か月間昏睡状態だった僕と、余命三カ月の彼女との初恋物語。特攻隊員として、国に準じたヒロシを演じる加瀬亮の姿も余韻を深めている作品。】

2022年1月10日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

ー 奇妙な成り行きで繋がった3人の切なくも眩しい日々を美しい映像で紡ぐ作品。
  交通事故で両親を失い、自らも臨死を体験した少年イーノック(ヘンリー・ホッパー)。
  以来、特攻隊員ヒロシ(加瀬亮)の霊だけが話し相手となっていた。
  他人の葬儀に紛れ込む日々を送っていた彼はある日、参列していた余命3カ月の少女アナベル(ミア・ワシコウスカ)と出会い、生きる尊さを学んでいく。
  傍らではヒロシがそっと見守っている。ー

◆感想

 ・ガス・ヴァン・サント監督の作品は全て鑑賞してはいないが、私が観た作品の根底に流れているのは、”人の命は大切にしなければいけない”という、当たり前のことをキチンと描いている事だと思う。 (「エレファント」を含めて・・。)

 ・今作でも、両親の事故死により、赤の他人の葬儀に足を運ぶようになってしまったイーノック少年の姿を通じて、観る側は、命の大切さを再認識するのである。
 - 彼は、事故の際に三か月間も昏睡状態にあったので、両親の葬儀に出席出来なかったのである。故に彼は、他人の葬儀に足を運び、死の実感を得ようとしているのである。-

 ・イーノックが出会った、癌病棟に”務める”少女、アナベルとの出会い。そして、彼にしか見えない、特攻隊員として若くして命を散らしたヒロシの姿。
 - ヒロシが唯一の友である、イーノックが彼から学ぶお辞儀のシーン。
   そして、ヒロシが恋する女性に、特攻前に書いた手紙のモノローグは、心に沁みる。
   ヒロシは”お国のために”死んだわけではないのだ。ー

 ・イーノックと、アナベルの”三か月あれば、何でも出来る”と言う前向きな姿勢と共に、アナベルが心酔する、チャールズ・ダーウィンの本を通じた交流する姿。
 そして、二人が、ハロウィンの晩に結ばれるシーン。
 - 細部を敢えて描かないスタンスが、作品に気品を与えている。-

<アナベルの葬儀のシーンも、彼女の死の瞬間を敢えて描かない所が良い。
 それが、却って観る側に、アナベルはイーノックの心の中に生きているという想いを残すのである。
 哀しくも、命ある事の尊さを感じさせてくれる素敵な作品である。>

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NOBU

4.0加瀬亮の日本兵度合いがすごい。

2020年7月29日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

交通事故で両親が死んで自分も臨死体験をした主人公(友達は特攻で死んだ日本兵の幽霊)が余命僅かな女の子と出会って恋に落ちる話。
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『ハロルドとモード』を下敷きにしてることは確かだけど、『マイ・プライベート・アイダホ』の要素もあって、主人公の子がめっちゃリヴァー・フェニックス感ある。私の好きなタイプの顔。
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日本兵の幽霊が出てくるからもちろん日本要素も結構入ってくる。洋画で出てくる日本って謎な部分が多いけどこの映画は全く不自然なところなかった。なんなら日本人が撮るよりかっこよかった。
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特に加瀬亮がめちゃくちゃ良い。あの人ほんとに戦時中の人なんじゃないかってぐらい昔の日本兵感がある。私は主人公が帰ってきた時にゲームやろうぜってタバコをすいながらニヤッとするシーンがめちゃくちゃ好きだったな。
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あとはハロウィンで日本兵と日本人形(?)のコスプレなんて、すごい異質感あったけど良いじゃん。友達と日本兵のコスプレが被ることはさすがにおかしいけど日本人もやれば目立つと思う(笑).

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せつこん

3.5死ぬということ

2020年1月23日
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鑑賞方法:VOD

臨死体験して自分がなぜ生きているのかわからないもの、生きたくても生きれないもの、国のために命を捧げたもの、それぞれの愛。死ぬという事。彼女が余命を告白したとき、彼は驚く様子もなく、うろたえる様子もなく、自然に受け入れた。2人は死に対して悲観的にならなかった。とにかく女の子が可愛い。

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いつこ

3.0面影がある

2018年12月27日
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鑑賞方法:VOD、映画館

萌える

父親のD・ホッパーにそっくりで繊細な顔つきの中にヤンチャそうな一面も。

G・V・サントの作品で幸先の良いスタートを切ってこれからが楽しみな役者になると思いきや!?

M・ワシコウスカのキュートな魅力が溢れているし二人の関係性も観ていて楽しい。

あまり悲観的な演出はせずにラストもあっさりと台詞ではなく二人の思い出の映像を流す所が良い。

フォーラム仙台?チネ・ラヴィータ?にて鑑賞。

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万年 東一

3.0テレビで見たけど、いきなり加瀬亮でてきてびっくりした。 海外の人や...

2018年9月6日
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テレビで見たけど、いきなり加瀬亮でてきてびっくりした。

海外の人や、日本の若い人に、戦争を伝えるのは大事だと思うから、このくらい重くなりすぎずに、映像とか入ってるのは、いいと思った。

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tomo

3.0葬式ゲームって…日本人にはない感覚。 アナベルは強いね、強いよ。 ...

2018年9月3日
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葬式ゲームって…日本人にはない感覚。
アナベルは強いね、強いよ。
強い人間に惹かれて弱い人間が成長するストーリーかな。
でもイーノックの辛さもわかるわけですよ。
両親にお別れを言えないまま遺されるって辛い。
アナベルは強い子だけど、
イーノックが愛する人のために何かしたいってすごく伝わる。
いい子だ。
とってもいい子だ。

ヒロシがアナベルについていてくれればイーノックも心配ない。
ヒロシはそのためにイーノックと親友になったのかと思うほどだった。

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藍姫

4.0傷と癒し

2018年1月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

魂とは永遠に続く存在であり、そういった意味では死は新しい世界への旅立ちに過ぎないのかもしれない。
その永遠の旅路の中においては、かつて敵対した国の青年も対等な1つの魂、友人となれる。

日米の関係における戦争・原爆という傷、タブーに触れながらも優しく癒しをもたらし希望を抱かせてくれる、そんな作品だ。

ショートカットのミア・ワシコウスカが可愛いらしい。また、日本兵の幽霊役の加瀬亮は流暢な英語で好演している。

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ヒポリタ

4.0繊細な心の触れ合い

2015年8月30日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

総合:75点 ( ストーリー:70点|キャスト:80点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )

 両親を亡くした少年と余命いくばくもない少女の出会いと触れ合いを描く。学校にも行かず他人の葬式に勝手に潜り込むことを繰り返す少年は何に囚われていたのだろうか。だけどもうすぐ死んでしまう少女は、怯えも悲しみも痛みも見せずに、全て悟ったように清清しく生きていく。まだ大人になる前の美形の少年少女が、その若さと美貌ゆえに儚さと脆さを含んでいて、今にも壊れてしまいそうな雰囲気の中で生と死に挟まれている様子を静かに捉えていた。
 『グッドウィルハンティング』のガス・バン・サント監督が、そのような2人の心の動きを繊細に描いた。彼には派手な活劇や迫力の映像はないが、このような傷ついた粉々の心の揺れ動く描写が上手い。

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Cape God

4.5加瀬さん目当てでしたが、、!

2014年4月25日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

始めは加瀬さん目当てでしたが、気づいたら大号泣してたほど感動的作品。
女の子がアリスの子だと知ったときは驚いた。絶対に、こっちのほうがはまり役。加瀬さんは、戦死した日本兵の霊という役柄で面白かった。

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蜜

1.0少女漫画みたいな映画で

2013年6月4日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

寝られる

観ていて恥ずかしい気分になりました

男がこんなもんよく撮れるよなあ
と思って調べたら

この監督ホモだったんですね

どうりで
オカマ評論家が絶賛するわけだ

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無糖ブラック

4.5素敵な

2013年3月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

死に対しての話なのですが、痛烈な感じがしなくてとっても見やすいです。

ヘンリー・ホッパーとミア・ワシコウスカが素敵な雰囲気を醸し出しているのがその理由だと思います。痛烈で無いと書きましたがそれにも関わらず深く考えさせられる作品に仕上げてあって感動しました。また加瀬亮が出てくるタイミングが最高でエンディングの場面ではそうだよねと涙を誘う演出でした。

刺激的な作品が好きな方はあまり好きではないかもしれません。

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shopan

4.0独特の空気感/世界観/映像‥

2012年9月1日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

知的

寝られる

◇俺は苦手だが‥↓
●トイレットやら●サムウェアには独特の雰囲気が有る‥。
◇俺が好きなのに↓
●マイブルーベリーナイツや●エターナルサンシャイン●500日のサマーらが有って‥
やはりこれらにも独特な⇔映像観や空気が有る。

似てるか?似てないか?は見た方が決める事だが‥
これはそれらと同じく‥もったり時間が流れる映画すヽ('ー'#)/♪(←※不快では無いよ)

命/を主題にした映画なので‥
‥見る人や見るタイミングを選ぶンかな〜(*^_^*)?

映画経験値は低いですが‥
映画偏差値は高めな一本かも知れません(*'-^)-☆

☆評は‥
DVD100円水準にて‥(^-^)

DVD買う度⇒②★★
モ、1回見たい度⇒②☆☆
オススメ度⇒④♪♪♪♪
デートで見る度⇒⑤◎◎◎◎◎

観る相方o(^o^)o】男女は選ばない‥良作ヾ(*'-'*)

原作者さんや脚本家/監督さんらが‥
何を伝えたいか‥
俺にはモウ一息‥分かんなかったケド‥
でも‥
この映画は優しさに溢れてる映画だと思うんよね(^-^)/~

90分‥
ちょい長いけど‥
こゆの嫌いでは無い((( ^^)爻(^^ )))

若者よ‥
‥人生を無駄に過ごすな!と‥俺は言いたいな(`o'ヾ

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えびかに伯爵

4.5死の淵で、死と向き合う

2012年5月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

死体ごっこをする少年イーノック。衝撃的で美しいオープニングからすっかり引き込まれてしまいました。

きっと有ったであろう、嵐のような時は、想像するしかありません。
死を前にしたアナベルはもう泣かないし、彼だけに見える青年ヒロシは、イーノックの生活の一部になっている、死の淵にいるのが当たり前みたいにお話が始まります。
素敵なラストカットまで、少し湿って冷んやりした優しい風の中にいるようでした。時折感じる木漏れ日の温かさが、嬉しくてありがたくて泣ける、そんな作品でした。

主演の二人は美しく瑞々しく、スクリーンに映えて素敵でした。ヘンリー・ホッパー、繊細だけどクッキリした輪郭を残し、とても良かったです。
常々、年齢不詳な役者さんだなぁと思っていた加瀬 亮、ヒロシははまり役でした。

エンドロールも一応見る派なのですが、素朴な字体の文字の速さと音楽が同調してて、最後まで気持ち良く癒されました。

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グッドラック

5.0笑顔で弔う

2012年2月27日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

うわーもう良かった。凄い好きですこの映画。
兎に角もうなんだろう。
主演のヘンリー・ホッパーとミア・ワシコウスカちゃんのやり取りがずっと微笑ましくて可愛らしくてウブくて、ずっとニヤニヤしちゃってました。
カメラが彼らに向ける視線がとても優しくて、柔らかで繊細で、もうタマランです。
ふわりとした手触りでこの世界を捉え続けてるというか、2人が会話してるだけで、もう素敵過ぎて口が綻んでしまう。

ヘンリー君(デニスホッパーの息子さん!)のはにかんだ笑みとその純粋性、ミアちゃんの伸びやかで屈託ない奔放さ。
謎多き加瀬亮の純朴な好青年振り。
周囲の大人達のあからさまではないけど、そこはかとなく滲む優しさ。
リアルとファンタジーの狭間というか、リアルがファンタジーを迎え入れたというか、この絶妙な世界観。

そして、出てくる登場人物に悪人が存在しないのがイイ。
全ての人間がこの2人を邪魔せず静かに優しく見守っているのがイイ!(添え物的、記号的な悪人は存在しますが)

もう完璧です。この映画を包む全てが優しくて。

それに相反する様にですが、この映画のテーマに『死』が含まれてるのは明らかで、無視できません。
『死』は全編通して語られてるし、彼らの身近にずっと横たわってるし、無視できない。

2人も知っている。『死』を知っている。誰よりも。
だけど、悲しむ?怒る?嘆く?泣く?
どれを選択するのか。
やがて訪れる、その瞬間。

このラスト。ずっと心から離れません。

切ないけど清々しい。
清々しいけど切ない。
これも、きっとハッピーエンドなんですよね。

とても優しい映画でした。

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ロロ・トマシ

3.5退屈だった

2012年2月21日
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鑑賞方法:映画館

 短いのに眠くてしかたなかった。とにかく主人公がいじけていて大嫌いなタイプで、甘ったれんじゃねえよとしか思えなかった。ヒロインも難病を抱えていてあんなに元気なのも変だった。病人としての面倒くささがさっぱり描かれていなくて気楽なニートにしか見えなかった。サント監督には、どういうつもりでこんな暗い映画を作ったのか襟首をつかんで問い詰めたい気分だった。

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吉泉知彦

4.0心が若返る

2012年2月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

とにかく美しい。今後が楽しみなデニス・ホッパーの息子ヘンリーとアリスの時より繊細さが際立つミアの若い二人に加瀬さんの好演が寄り添う。衣装や音楽も印象的。観て良かった。

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dekatter