劇場公開日 2011年12月23日

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「日米合作 恋愛と死の物語」永遠の僕たち FormosaMyuさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 日米合作 恋愛と死の物語

2024年2月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

 アメリカ版『世界の中心で、愛を叫ぶ』かと思いきや、それを超える深みを目指した野心作。

 特攻で戦死した日本人の若者の幽霊と対話する少年の話、ということでトンデモ映画の予感もありつつ見始めたが、ちゃんとしたドラマでした。特攻隊の若者を出す意味は、ヒロインと「若くして(自らの意志に反して)死ななければならなかった」点が同じだからと思います。
 作中劇で演じられるのは余命短いヒロインが恋人に看取られるメロドラマですが、主人公はそこで切腹しようとする、という突飛な行動をし、単純なメロドラマをぶち壊そう!という思いが見て取れます。人間そんなにおとなしく死なない、ということでしょうか、特攻隊の若者を出すことで、ヒロインももっと生きたいという思いで死んでいったのだと思わせてくれます。
 特攻隊の方の思いや特攻に対するアメリカ人の考えなども特に違和感ない点はGoodと思います。

FormosaMyu
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