「ガス・バン・サント監督らしさが滲む」永遠の僕たち redirさんの映画レビュー(感想・評価)
ガス・バン・サント監督らしさが滲む
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ガス・バン・サント監督作品、そしてヘンリーホッパーが主演というだけで満点にしたい。
ハロウィンの夜からあとは、ヘンリーがデニスホッパーにそっくり生写し状態となり、かっこよくてうっとりした。エンドロール最後の献辞でまた泣けた。
イーノックも、アナベルも、アナベルの家族も、イーノックの叔母も、ヒロシも、皆大きな悲しみを抱え、笑ったり泣いたりして生きている。ヒロシは生きてないけど。
最後の、ヒロシが洋装で登場する場面はエッ??!!と思ったが、ヒロシにはヒロシの事情があるだろうし、いつでもみんな孤独な存在なれど決してひとりぼっちにしないという監督らしさも感じた。ヒロシの佇まい、ハロウィンのコスチュームなど日本的なものとの親和性、違和感のなさも、丁寧な作品作りを感じ入る。。
ガス・バン・サント監督が表すなんとも絶妙な人と人の関わり方、愛情、寄り添うような優しさ、どうしようもない不条理に対する怒り、反抗、反戦まで、さまざまな人であるが故生きてる限り感じる感情を、霧や雲やもやの中に包まれるような不思議な感覚で受け取るような感じ。
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