「二人の男と一人の女」幸せの始まりは 小二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
二人の男と一人の女
タイプの違う男2人の間でゆれ動く女をコメディタッチに描いた作品。
どこにでも転がっていそうな話な訳ですが…。
本作監督のジェームズ・L・ブルックスが昔撮った「ブロードキャスト・ニュース」と設定が似てます。
ジェームズ・L・ブルックスが好きなので、かなーり期待して観た訳ですが…。
ちょっと残念だったかなーという感じです。
「ブロードキャスト〜」のホリー・ハンターとか、同監督「恋愛小説家」のヘレン・ハントみたいなクセのあるヒロインを期待していた訳ですが、本作ヒロインのリース・ウィザースプーンが良い人すぎて、(考えようによっちゃあかなり狡い役なんですが)普通の人にしか見えず、監督特有の毒が不発に終ってしまったような…。そこが残念でした。
ある意味、良い人・女子受けする鎧を崩さないリースは立派なのかもしれません。もの凄く面白くなくても、普通に面白い映画だったと思うし。このまま良い人路線を突っ走るのも有りかもしれません。「イン・ザ・カット」のメグ・ライアンのような無理はしない方が賢明です。
ちょっと残念だったにもかかわらず星4つなのは、オーウェン・ウィルソンが良かったから!!
「アナコンダ」で喰われちゃってる時からオーウェンファンの私としては星5つでもいいくらい。
ラスト近くで見せる彼の表情がイイ!!
顔は良いけど軽い男を演じたオーウェン。そんな役が多かったオーウェン。
そんな彼の可笑しさ哀しさが凝縮された表情が良かった!!
(オーウェンファン以外の方には星2〜3が妥当と思います。すいません。)
コメントする