「グダグダこね回しすぎ。」幸せの始まりは ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
グダグダこね回しすぎ。
いきなりですが、これで幸せが始まればいいけどねぇ~^^;
という感じのかなりグダグダ~としたラブコメ、になっていた。
最近アレ?と思うのは、今作もそうだが、名立たる監督が
なんでこんな作品を作ったのだろう?という疑問と、
なんでこのキャスティングなんだろう?の不思議。
先日観た「僕が結婚を決めたワケ」もそうなんだけど…なんで?
ちょいと年齢を高くして(やや中年代)恋愛に結婚に悩むカップル、
もちろん今の世代を考えると、これはとてもリアルな話ではある。
でも…例えば30余年生きてきて、それなりに色々あった男女が
なぜこんなに子供っぽい描かれ方なのか、不思議でたまらない。
…
スポーツやってれば分かるんじゃないの?歳をとれば戦力外って。
自分がいかに浮気オトコかを自慢する男に誰が惹かれるっつーの!
共同経営者なら、父親が何をしてるかぐらいちゃんと把握しておけ!
…
恋愛には様々なケースが存在するし、歳をとればそれなりに^^;
寛容度をあげる努力、許容範囲も本来なら広がらなければならない。
やたら理想ばかり高く掲げて、相手をより好みするから、なかなか
相手が見つからない…なんていうのはあるけど、自分が他のことで
頭がいっぱいの時に、恋愛なんてそうできるもんじゃないでしょう。
人生最悪の時に出逢った…なんていうけど、そもそも自分のことが
ぜんぜんコントロールできていないのに相手を見られるはずがない。
それこそ失礼!(そう言ってたけど^^;)である。
まぁここで、少し面白かったのは…ただ黙々と食べるの!だったが。
私もそんな時は、食べてお風呂入って寝る。ですね。それが一番v
この登場人物たちの、やや子供っぽい足掻きや悩みを散々聞かされ、
で、どうするわけよ?んっ?なんて思うこちら側の気持ちを汲んでか、
後半では、これぞ?理想のプロポーズ♪的な場面も用意されている。
なんの自分達のではない^^;んだけど、つまり自分の気持ちに正直に
なりなさい。と、この場で(そこまできて)やっと、皆が気付くのである。
長すぎるぞー!(爆) 長いといえば…
リース…アゴ長い。私はどうしても濱田マリに見えてしまうのだが^^;
オーウェン…憎めないキャラ作りは巧い、でも今回はさらにおバカ。
ポール…巧いけど、やっぱり脇で光るヒト。主役をさらうのはどうか。
ジャック…身勝手な父にご満悦。アンタが悪いのにラスト余裕の笑顔。
それぞれの持ち味を活かしていた気はするけど、テンポが悪いので、
ラブコメのノリではないし、悩み過ぎ。今の恋愛はこんな風に理屈や
定義をつけてグダグダこね回してからでないと決断できないのかな。
そこまで考えてからでないと決められない相手だったらば、おそらく
違うような気がするんだけど^^;すいませんね~最後までダメ出しで。
(もう直感でビビビーっと歳甲斐もなく恋におちてもらいたいもんですが)