「泣けるMIB」メン・イン・ブラック3 ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
泣けるMIB
このシリーズ、まあ1作目からしてコメディ路線ではあったんですが、2作目はそれが加速してやり過ぎだろソレ!という完全なるボケっ倒し映画に変貌遂げてしまってて、コメディ映画じゃない側面(リアル方面でクリーチャー造形、宇宙人との対決なんかあれば)で楽しみたかった自分としてはもう見切り付けてもいいかなぁと思ってました。1作目ではまだその楽しませ方はあったつーか。2作目からコメディに振り切れちゃったのでね。何つーか、つまり3作目が出てももう観なくていいか、という。
まなんだかんだ結局観に行ったんですがw
いやでも予想外でした。
随分と大人しめなトーンというか、まそれにしたって他のSF映画からしたらやり過ぎではあるんでしょうけど、2作目からの過剰なおふざけから軌道修正掛けて、随分と小さく纏めてるというか、何だろう、まるでテレビシリーズの1エピソードの様な仕上がりという印象でした。
もっと呆れるくらいに滅茶苦茶やるんだろうな、という予想を大きく覆してくれて、見事な「コッテリ」から「アッサリ」へのクラスチェンジ。
高齢トミーリーからジョシュ・ブローリンに無理なくバトンタッチさせたプロットもなかなかやるな、と。
ウィル・スミスのハッチャケ振りはそのままに、物語は粛々(飽くまでMIB比での粛々)とクライマックス、核心へ。
んで、全く油断してたところへあのラス前のサプライズ!!!!
おいおいそう来たか!?
そうなっちゃうの!?
だからKは?だからJは?
マジかよ~、何でそんな感動エピ挟んじゃう!?
まさかMIBで泣かされるなんて!!!!
これは不覚!!!!
このサプライズのお陰で途端にこのシリーズへの愛着が再燃致しましたよw
4への期待も自ずと高まっております!!!!
是非トミーリー、体の動くうちにもう一本か二本宜しく!!!!