「【”A Star Is Born!" 王道のサクセス&ラブストーリーを、シェール大姉さんとアギレラ姉さんの歌唱とダンスが彩る多幸感溢れる作品。ジェンダーフリームービーとしても、出色の作品である。】」バーレスク NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”A Star Is Born!" 王道のサクセス&ラブストーリーを、シェール大姉さんとアギレラ姉さんの歌唱とダンスが彩る多幸感溢れる作品。ジェンダーフリームービーとしても、出色の作品である。】
ーストーリーは、巷間に流布しているので、久々に見ても良いなあと思ったシーンと楽曲の絡みを記す。-
<Caution! レビューを書いていたらネタバレに近い部分も・・>
1.L.Aの大人のエンターテインメントクラブ『バーレスク』の大スターで経営者でもあるテス(シェール)が歌い、踊る
”Welcome To Burlesque"
- シェール大姉さんの圧倒的な歌唱力と、柔らかな長身をくねらせる踊り。凄いなあ・・! -
2.アリ(クリスティーナ・アギレラ)が、その圧倒的な踊りで、テス(シェール)とショーン(スタンリー・トウッチ:良いなあ・・)のオーディションに合格し、踊り子として、デビューするシーン。
ステージに出る前、毎回酒を飲むニッキ(クリスティン・ベル)に業を煮やしたテスが、代わりにアリをメインとして抜擢。ニッキは、音響装置の電源を抜くが・・。
(それまで、テス以外の踊り子は口パクで歌い、踊っていた・・。)
アリが披露する
”Tough Lover"
- こぶしに近い節回しを駆使し、腹の底から声を出す圧倒的な迫力あるアギレラ姉さんの歌の凄さ。総毛立つ瞬間。-
場内、驚きの後の万雷の拍手。スタンディングオベーション。テスの嬉しそうな顔。正にアイオワから出てきた田舎娘がスターになった瞬間である。
立て続けに、白いウイッグを付けてアリが歌う
”But I Am A Good Girl"
ー アリの実力が、本物であると、皆が確信するシーンである。-
3.『バーレスク』の常連で、ニッキの男でもある不動産業、マーカス(エリック・デイン)は、経営難の『バーレスク』を買い取り、その跡地に構想ビルを建てようと目論んでいるが・・。マーカスは、アリを連れ出し、L.Aの絶景を見せる。
- この後、”Express"が披露される。圧倒的であり、且つ『バーレスク』の”歌はお飾り”のスタンスを変えていく事を暗示している。-
4.テスはアリに”マーカスは信用できない・・”とアドバイスするが、金策の目途がつかない・・。
- 悩みながらも、リハーサルでシェールが熱唱する
”You Haven't Seen The Last Of Me" の凄さ。-
5.アリはL.Aに来てから、ずっと『バーレスク』のバーテンダーで、最初ゲイだと思っていたジャック(カム・ジガンデー)の家に同居させてもらっていたが・・。
ジャックにはナタリーと言う婚約者もいたが、”別れた”と言うジャックと・・。
そして、披露される
"Bound To You"
- 絶妙に、アリの心情を綴っている、アギレラ書き下ろしナンバーである。-
6.追いつめられたテスに、アリが囁いた”高層権”と言う言葉。そして、テスは50万ドルの小切手を手にする。”信じる者は救われる・・”
<ラストのショーでアギレラが歌う”Show Me How You Burlesque"が心に沁み入り、エンドロールで流れる”The Beautiful People"(なんと、マリリン・マンソンの曲のカバーである。)そして、締めにはビシッと”Welcome To Burlesque"が来る。
多幸感溢れる作品である。>
■蛇足
・劇場で鑑賞した当時はアレクシスを演じたアラン・カミングには、余り注目していなかったが、この後「チョコレート・ドーナツ」で、心優しきゲイを演じるのである・・。
<2010年12月 劇場にて鑑賞>
<2021年1月 別媒体にて、再鑑賞>
コメントありがとうございます。
午前十時の映画祭11のスケジュールを確認してみましたが、この作品は入ってないですね。
観賞してから3日ですが、またテスとアリを観たくなってます。
NOBUさん
コメントありがとうございます。
先日まで広島の福山だけ劇場で上映していたようです。
今は上映館無いようですね。
遅ればせながらですが、観れて感激でした。
NOBUさんへ
明けましておめでとう御座います。今年もよろしくお願いいたします🙇♂️
さてさて、そのアギレラ様が、ドレス姿でムーランの主題歌を歌う動画に、呆気に取られて、しばし固まってしまったのは私ですw